青花陶器の選び方と使い方の基本

青花陶器の美しさと実用性を両立させる選び方から、長く愛用するためのお手入れ方法まで詳しく解説します。初心者でも失敗しない購入のポイントや、意外と知られていない取り扱いの注意点を知りたくありませんか?

青花陶器の特徴と魅力

食洗機で洗うと絵付けが剥がれます。


この記事の要点
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青花陶器の基本知識

呉須(ごす)という顔料で描かれた繊細な青色の絵付けが特徴で、和食器としての実用性も高い

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選び方のポイント

産地や作家による価格差が大きく、用途に合わせた厚みや絵柄の選択が重要

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お手入れの注意点

食洗機や電子レンジの使用には制限があり、正しい洗い方と保管方法で長持ちさせる

青花陶器とは何か


青花陶器は、白い磁器の素地に青色の顔料で文様を描き、透明な釉薬をかけて焼成した器です。この青色の顔料は「呉須(ごす)」と呼ばれ、酸化コバルトを主成分としています。


中国の景徳鎮で始まった技法が日本に伝わり、江戸時代には有田焼瀬戸焼で盛んに作られるようになりました。青い絵付けは藍色とも呼ばれ、日本人の美意識に深く根付いています。


つまり青花は染付の一種です。


現代では、伝統的な文様から現代的なデザインまで、幅広いバリエーションが制作されています。食卓に取り入れやすい普段使いの器から、贈答品にふさわしい高級品まで、価格帯も用途も多様です。


青花陶器の産地と特徴の違い

日本国内には青花陶器を作る主要な産地がいくつかあり、それぞれに異なる特徴があります。


有田焼の青花は、白磁の美しさと精密な絵付けが特徴です。


薄手で軽く、透光性があります。


価格帯は小皿で2,000円から、作家物になると数万円に達することも珍しくありません。


瀬戸焼の青花は、やや厚手で丈夫な作りが多く見られます。


日常使いに適した実用性の高さが魅力です。


価格は比較的手頃で、1,500円程度から購入できる製品が豊富にあります。


砥部焼の青花は、厚みがあって重厚感のある仕上がりが特徴です。力強い筆使いの絵付けが印象的で、3,000円前後から展開されています。


産地が違えば個性も変わります。


京焼清水焼の青花は、繊細な絵付けと上品な仕上がりで知られています。茶道具としても使われる格式の高さがあり、5,000円以上の価格帯が中心です。


青花陶器の選び方のポイント

初めて青花陶器を購入する際は、使用目的を明確にすることが大切です。


毎日の食卓で使うなら、厚みがあって丈夫な産地の器を選びましょう。瀬戸焼や砥部焼は、電子レンジ対応の製品も多く実用的です。価格は1枚2,000円程度を目安にすると、品質と価格のバランスが良い製品が見つかります。


来客用や特別な日の器なら、有田焼や京焼の薄手の器が適しています。透光性のある白磁に描かれた繊細な絵付けは、料理を引き立てます。


絵柄は季節や料理との相性を考えましょう。


唐草文様は通年使えて便利です。


花鳥文様は春夏向き、幾何学文様は現代的な食卓に合わせやすいという特徴があります。


用途に合わせて選ぶのが基本です。


サイズ選びでは、実際に手に取って確認することをおすすめします。特に飯碗や湯呑みは、手のサイズとの相性が使い心地を左右します。オンラインで購入する場合は、直径と高さの実寸を確認し、家にある器と比較してイメージを掴みましょう。


青花陶器を長持ちさせるお手入れ方法

購入後の最初の使用前には、必ず「目止め」という処理を行います。これは陶器の微細な穴を埋めて、汚れやシミの浸透を防ぐ作業です。


鍋に器が完全に浸かる量の水を入れ、米のとぎ汁か小麦粉大さじ1を加えます。弱火で20分ほど煮沸し、自然に冷めるまで放置してください。


冷めたら水でよく洗い、完全に乾燥させます。


この作業で器の寿命が延びます。


日常のお手入れでは、使用後すぐに水かぬるま湯で洗うことが重要です。柔らかいスポンジと中性洗剤を使い、ゴシゴシこすらず優しく洗いましょう。


絵付け部分は特に丁寧に扱います。


食洗機の使用は、絵付けが上絵の場合は避けてください。高温と強い水流で、繊細な絵柄が剥がれるリスクがあります。染付(釉薬の下に絵付け)の場合は食洗機対応のものもありますが、製品の表示を必ず確認しましょう。


電子レンジの使用については、金彩や銀彩が入っていないものは基本的に使えます。ただし、急激な温度変化は避け、冷蔵庫から出してすぐの加熱はしないでください。


ヒビの原因になります。


保管する際は、重ね方に注意が必要です。器と器の間に柔らかい布やキッチンペーパーを挟むと、傷や欠けを防げます。湿気の少ない場所で、風通しよく保管しましょう。


青花陶器を使った食卓コーディネート術

青花陶器の魅力を最大限に引き出すには、料理や他の食器との組み合わせが重要です。


白米との相性は抜群で、青白の対比が食欲をそそります。おにぎりを青花の皿に盛るだけで、いつもの食事が格上げされます。刺身や冷奴などの白い食材も、青花の器に映えます。


和食全般に適していますが、意外にも洋食とも相性が良いのが青花陶器です。パスタやサラダを盛り付けても、モダンで洗練された印象になります。唐草文様など幾何学的なデザインは、特に洋風料理に合わせやすいでしょう。


和洋どちらにも使えます。


テーブルコーディネートでは、青花陶器を主役にして他の器をシンプルにまとめる方法があります。白い器やガラス器と組み合わせると、青の美しさが引き立ちます。木製のトレイやランチョンマットを使うと、和の雰囲気が強まります。


季節感を出すには、料理の色との対比を意識しましょう。春は菜の花や桜エビなど黄色やピンクの食材、夏はトマトやパプリカの赤、秋は栗やさつまいもの茶色、冬は白菜や大根の白が、青花の器に映えます。


統一感を持たせたいなら、同じ産地や作家の器でシリーズを揃える方法があります。有田焼なら有田焼で統一すると、絵柄や色調に自然な調和が生まれます。ただし、全く同じ柄で揃えるより、大きさや形に変化をつけた方が食卓に動きが出て楽しめます。


青花陶器の作家と窯元の見極め方

青花陶器を深く楽しむなら、作家や窯元の個性を知ることが重要です。


まず確認したいのは、器の裏側にある銘(サイン)です。有名作家の作品には、必ず作家名や窯印が刻まれています。この銘から、作者と制作年代をある程度推測できます。


人間国宝や伝統工芸士の作品は、技術の高さと芸術性が保証されています。


価格は高めですが、資産価値もあります。


井上萬二、今泉今右衛門といった名前は、有田焼の青花陶器では特に有名です。


銘の有無で価値が変わります。


若手作家の作品は、現代的なデザインが魅力です。伝統技法を受け継ぎながら、新しい感覚を取り入れた器が増えています。ギャラリーやクラフトフェアでは、5,000円前後から作家物を購入できることもあります。


窯元の直販サイトやショールームでは、製造工程を見学できる場合があります。実際に見ることで、器への理解が深まり、愛着も増すでしょう。有田や瀬戸では、窯元巡りのイベントも定期的に開催されています。


有田焼の産地情報と窯元一覧が掲載されている公式サイト
贋作や模造品を避けるには、信頼できる販売店から購入することが基本です。百貨店や専門店では、産地証明や作家の略歴が明記されています。


極端に安い「作家物」には注意が必要です。




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