吸い込み穴とは?陶芸の電動ろくろ成形や乾燥のコツと失敗回避

陶芸で電動ろくろを使う時に現れる「吸い込み穴」。成形時の失敗につながる現象や、作品に穴をあけるタイミング、乾燥方法まで徹底解説します。初心者がつまずきやすいポイントを理解して、陶芸作品の完成度を高めたいと思いませんか?

吸い込み穴の基本と陶芸での役割

植木鉢の穴あけは乾燥後だと7割がひび割れます。


この記事のポイント
🎯
吸い込み穴とは

電動ろくろで粘膜や空気を吸い込んでしまう現象と、作品に開ける排水穴の両方を指す陶芸用語

⚠️
失敗しやすいタイミング

ろくろの芯だし時の凹み、穴あけの乾燥度合い、吸引圧をかけたままの挿入が主な原因

成功のコツ

半乾きの状態で穴あけ、ゆっくり均一な乾燥、中心を凹ませない芯だしが重要

吸い込み穴が陶芸で使われる2つの意味


陶芸における「吸い込み穴」は、主に2つの異なる状況で使われる用語です。1つ目は、電動ろくろで作品を成形する際に、吸引カテーテルや工具が粘膜や空気を吸い込んでしまう現象を指します。2つ目は、植木鉢などの陶芸作品に意図的に開ける排水用の穴のことです。


どちらも陶芸制作において重要な要素です。


窯の穴も「吸い込み穴」と呼ばれることがあり、炉内の空気の流れを調整する役割を果たしています。穴に風が吸われると酸化気味、吹かれると還元気味になるなど、焼成の結果に影響を与えます。


つまり吸い込み穴ということですね。


電動ろくろでの吸い込み穴トラブルの原因

電動ろくろで土ころし(芯だし)を行う際、中心が凹んでしまうと作品の中心に穴があく原因になります。初心者は表面だけを撫でてしまうことが多く、天面の真ん中が凹んでいきます。凹んだところを閉じると空気が入り、うつわが割れる原因になってしまうんです。


参考)ろくろの基礎のき - いろいろあるとよ-altoyo.net…


お腹にしっかり力を入れて、塊の芯に力を加えることが大切です。最後に上げた時、右手の腹が天面に被るように動かすと天面が凹みにくくなります。


力を入れる位置と手の動かし方が原則です。



土ころしの失敗で最も多いのは、中心に空洞が残ってしまうパターンです。空洞が残ると作品を作っても壊れてしまうので、凹みを塞ぐだけでなく内部の空気まで抜く必要があります。500グラム前後の土で練習するのがおすすめです。

陶芸作品に穴をあける最適なタイミング


植木鉢などの作品に鉢底の穴を開けるタイミングは、失敗を避けるための重要なポイントです。半乾きの時は
削りやすく穴も開けやすいのですが、このタイミングがまずいとヒビが入ってしまいます。完全に乾燥した後に穴を開けると、約7割の確率でひび割れが発生するというデータもあります。


参考)陶芸作品の失敗するタイミングはココ!これさえ回避すれば大丈夫…


理想的なのは「半乾き状態」での穴あけです。表面が少し硬くなり、持ち上げても形が崩れない程度の乾燥具合が目安となります。この状態なら、ネジやドリルを使って比較的安全に穴を開けることができます。


参考)陶器を鉢にしよう!ドリルを使わずに陶器に穴をあける方法


穴あけ作業では、ガムテープで陶器を覆うと割れにくくなります。裏側だけでなく中からも貼ることで、もし割れてしまった時に破片が飛び散るのを防ぐ効果もあります。布製のガムテープまたは養生テープが適しています。


乾燥工程での失敗を防ぐ基本知識

陶芸作品の乾燥は、完成度を左右する重要な工程です。粘土を成形した後、通常1週間ほど自然乾燥させるのが目安とされていますが、より安全を期すなら10日ほど乾燥させることをおすすめします。表面の手触りがサラサラとしてくるまでしっかり乾かしましょう。


参考)【陶芸】素焼きがうまくいかないときは?【しっかり乾燥 】


急激な乾燥は割れの原因になります。作品を布で覆ったり、風通しの良い場所でゆっくりと乾燥させることで割れを防ぎます。


乾燥の基本は「ゆっくり・均一に」です。



乾燥中は「表面だけ先に乾きすぎないようにすること」に注意が必要です。乾燥ムラをなくすことでひび割れや歪みが防げます。作品の厚み・季節・環境によって乾燥方法を変える必要があります。プロは作品を毎日観察しながら微調整しているそうです。


吸い込み穴に関連する陶器の性質と水分

陶器は焼成温度が低いため、微細な穴が発生してしまい、水分を吸い込みやすい性質を持っています。そのため、使い続けるうちに染みやにおいが残りやすいという特徴があります。


これは陶器の構造上避けられない性質です。



土物和食器(陶器)には必ず穴があることはご存知でしょうか。直径が1~2mmくらいの穴から、目に見えないくらいの小さな穴まで色々ありますが、これらは「器の吐息」とも呼ばれています。茶陶で有名な萩焼きや志野焼きなどでは「風景」として喜ばれているんですよ。


参考)和食器の「穴」を考える - 【おとなの和食器屋 さんすい通販…


釉薬を塗る際にも吸い込み穴が影響します。ドボンっと浸す方法で塗ると、生地が水分を吸い込んでいく際に小さい隙間が埋まってしまうというデメリットがあります。結局手間がかかりますが、丁寧に塗る方法が最も綺麗に仕上がります。


参考)Toshiya Masuda(@toshiyan1…


初心者が知っておくべき成形時のコツ

手びねりで作品を作る場合、土台の上の部分をしっかりと平らにしておくことが重要です。土台の高さがズレていると器の底が傾いてしまいます。紐をくっつけた後だと気づきにくいので注意が必要です。


参考)【陶芸の初心者】手びねりの作り方!成功させるコツと失敗する作…


粘土をしっかりとこねて空気を抜くことが重要です。粘土に空気が入ると焼成時にひび割れや爆発の原因になります。成形時に均一な厚さを意識し、厚みが均等になるようにすることも大切です。


よくこねることが基本です。



土台の粘度と紐の粘度はしっかりくっつけましょう。接着が甘いと回しているときに割れやすくなるからです。上部の締めは忘れやすいポイントですが、ここを怠るとろくろを回したときヒビが入りやすいです。


もしもヒビが入ったら締めて修正しましょう。



窯の吸い込み穴と焼成への影響

窯には様々な場所に穴があり、それぞれが焼成に重要な役割を果たしています。炉内にもありますし、煙突にも設けられています。これらの穴は、窯を焚くにも選ぶにも知っておきたい基本的な知識です。


調整指導でよく使われる技術として、穴に風をかざす方法があります。穴に吸われたら酸化気味、吹かれたら還元気味になるという判断ができます。つまり穴の状態を確認することで、焼成の状態を把握できるということですね。


自分の窯を持つことが本当のやきもの生活のスタートとされています。窯の穴の仕組みを理解することで、より思い通りの作品を焼き上げることができるようになります。


ふくおか陶芸窯 - 窯の購入・相談に関する参考情報
窯の構造や穴の役割について詳しい情報が掲載されています。




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