ダイソーで売っていたジガーカップは、実はすでに生産終了しており、10店舗以上回っても見つからない可能性が高いです。
ジガーカップ(ダブルジガー)とは、砂時計のような独特の形をした計量ツールで、バーではおなじみの道具です。正式には「メジャーカップ」とも呼ばれ、異なる容量を測れる二つのカップが背中合わせにつながっています。一般的なサイズは小さい側が30ml、大きい側が60ml(またはシングル30ml・ダブル45ml)で、ウイスキーやリキュールをグラスやシェイカーに入れる前に正確に計量するために使います。
陶器や工芸品に興味を持つ方にとっても、ジガーカップはビジュアル的に魅力的な道具です。海外では陶器製の手作りジガーカップがEtsyなどで販売されており、一つひとつ手描きで模様が施されたボヘミアン・エスニックスタイルのものも存在します。器好きの視点から見れば、機能性だけでなくテーブルに置いたときの美しさも重要なポイントになります。
ジガーという単語の語源はもともとバーで使う計量単位の名称です。アメリカでは1ジガー=1.5オンス(約45ml)、イギリスでは1ジガー=2オンス(約60ml)とされており、国によって基準が異なります。これが、商品によって容量の組み合わせが「30ml/60ml」「30ml/45ml」「15ml/30ml」などとバラバラな理由の一つです。
家飲みで使う場合、最もよく使われる組み合わせはハイボール用の30mlと水割り用の60mlです。つまり、ダイソーのダブルジガー(30ml/60ml)は黄金比対応の実用的なサイズだったということです。これが陶器好き・酒道具好きの間でもじわじわと話題になった背景にあります。
結論から言えば、ダイソーのダブルジガーカップは生産終了しており、現在は通常の方法では入手困難です。
ダイソーでは過去に「カクテル用ダブルジガー(30ml/60ml)」を税込110円で販売していました。通常1,000円前後するジガーカップが100円で手に入るとして、ウイスキーファンや家飲み好きの間でSNSや個人ブログで話題になっていた商品です。これは使えますね。
しかし、2022年頃から「見つからない」「5軒はしごしても見つからなかった」という声がSNSやブログで増え始め、ある店舗の店員から「生産終了しています」と正式に告げられた事例も確認されています。現在(2026年3月時点)、ダイソーの公式ネットストアにもダブルジガーの掲載はありません。
全国のどこかの店舗に売れ残りの在庫がある可能性はゼロではありませんが、それを探して10店以上巡るのは現実的ではありません。時間コスト的に見れば、素直に他の選択肢を探すほうが得策です。
セリアやキャンドゥでも「ジガーカップ」という商品名での取り扱いは確認されていません。ロフトでは一部取り扱いがあるという情報がありますが、品揃えは多くありません。ジガーカップという道具は、意外と実店舗での入手難易度が高い商品です。
| ショップ | ジガーカップの取り扱い | 代用品の有無 |
|---|---|---|
| ダイソー | ❌ 生産終了(過去に30ml/60mlあり) | ✅ ミニ計量カップ・耐熱計量カップ |
| セリア | ❌ 取り扱いなし | ✅ 30ml計量カップ・50mlビーカー型 |
| キャンドゥ | ❌ 取り扱いなし | ✅ 60ml計量カップ(上から読めるタイプ) |
| ニトリ | ❌ 取り扱いなし | ✅ キッチンスケールで代用可能 |
| ロフト | 🔺 一部取り扱いあり(品薄) | – |
| Amazon / 楽天 | ✅ 豊富に取り扱いあり | – |
ダイソーのダブルジガーが入手困難な今、同じダイソーで購入できる代用品を知っておくことで出費ゼロで解決できます。これは使えそうです。
① ミニ計量カップ(税込110円)
ダイソーのミニ計量カップは大さじ1〜3(15〜45ml)、小さじ1〜6(5〜30ml)に対応しています。容量は45mlまでで、ウイスキーのシングル(30ml)やハーフショット(15ml)を計るのに向いています。ただし液体を注ぎ込む形なので、ジガーカップのようにさかさまにして注ぐという使い方はできません。料理とお酒の計量を兼用したい人向きです。
② 上から量れる耐熱計量カップ(税込110円)
ダイソーの「上から量れる耐熱計量カップ」は60mlに対応しています。上から目盛りを読めるため、使いやすさはジガーカップに近い部分があります。注ぎ口付きで液だれしにくい構造なので、ウイスキーや調味料の計量に実用的です。
③ ちっちゃな計量カップ(税込110円)
食洗機対応の小型計量カップで、30mlや45mlも計量できます。プラスチック製でも食洗機OKは清潔さを保ちやすいポイントです。毎日の家飲みで使い続けることを考えると、洗いやすさは意外と大事な要素です。
なお、セリアでは30mlフック付き計量カップや50mlビーカー型計量カップ、キャンドゥでは60mlに対応した上から計れるタイプが代用として使えます。100均の範囲内でほぼ全容量をカバーできます。
100均での代用でなく、本格的なジガーカップをひとつ持ちたいと考えるなら、選び方のポイントをしっかり押さえておくことが大切です。
素材で選ぶ:ステンレス vs 陶器
市販のジガーカップはステンレス製がほとんどです。中でも注目は、新潟県の金属加工産地「燕三条」で製造されたナガオのジガーカップ(30ml/60ml)です。18-8ステンレス(SUS304)製で本体重量は110g、手に持ったときのしっかりとした重みが高級感につながります。Amazonでのレビュー件数は500件以上、評価は4.5と高く、価格は2,000〜3,000円前後です。
陶器製のジガーカップは国内の量販店にはほとんど流通していませんが、Etsyなどの海外クラフトマーケットでは手作りのものが販売されています。こういったものは飾り物としての価値も高く、陶器好きにとってはコレクションとしての魅力もあります。陶芸教室で自作する人もいるほどです。
目盛りで選ぶ:内側目盛りか多段メモリか
目盛りの刻み方はメーカーによって大きく異なります。ナガオの燕三条製は内側に目盛りが刻まれており(30ml側に15・30ml、60ml側に30・45・60ml)、液体を注ぎながら確認しやすい設計です。青芳のマルチレベルジガーは15・20・30・45・60・75mlの6段階に対応しており、幅広い計量ニーズに対応できます。
形状で選ぶ:スタンダード型 vs シックス型
一般的な砂時計型がスタンダードです。CASUAL PRODUCT(カジュアルプロダクト)の30ml/45mlモデルはAmazonで4,000件以上のレビューを集める定番品で、価格は800円前後とコスパも優秀です。WOMLEXの30ml/60ml一体型(ピクシー)はゴールドのアクセントがあるおしゃれなデザインで、テーブルに置いておいてもインテリアになります。陶器やバーグッズに興味がある方にはデザイン性も重要な選択基準になります。
陶器好きの視点でジガーカップを選ぶなら、まずはステンレスの質感と目盛りの読みやすさを試してみることをお勧めします。1,000〜3,000円の投資で、毎回の飲み物が同じ黄金比で仕上がるようになります。
参考:燕三条製メジャーカップの詳細スペックと口コミはAmazon商品ページで確認できます。
【Amazon】ナガオ 燕三条 ジガーカップ 60/30ml(内側目盛り・18-8ステンレス)
ジガーカップを手に入れたら、その主な使い道はハイボールや水割りの計量です。計量することで毎回同じ味を再現できるようになります。これが基本です。
ハイボールの黄金比
ハイボールは「ウイスキー:炭酸水=1:3〜1:4」が基本とされています。一般的な300mlグラスで炭酸水を除いた液体量が約150mlとすると、ウイスキー30ml+炭酸水120mlの1:4か、ウイスキー30ml+炭酸水90mlの1:3が目安です。30ml側で1杯分のウイスキーを計るだけです。
| 好みのタイプ | ウイスキー量 | 炭酸水量 | 比率 |
|---|---|---|---|
| 軽め・食中酒向き | 30ml | 120ml | 1:4 |
| 居酒屋スタンダード | 30ml | 90ml | 1:3 |
| 濃いめ・しっかり飲みたい | 45ml | 90ml | 1:2 |
水割りの黄金比(ニッカウイスキー推奨の1:2:3の法則)
ニッカウイスキーが推奨する水割りの黄金比は「ウイスキー1:水2:大きめの氷3個」です。ダイソーのダブルジガー(30ml/60ml)はこの比率にぴったりで、30ml側でウイスキーを、60ml側でミネラルウォーターを計れば一発で黄金比の水割りが完成します。これが、ダイソーのダブルジガーが当時話題になった大きな理由です。
ジガーカップのプロ流の持ち方
バーテンダーが使うメジャーカップの持ち方には決まりがあります。カップの中央部を人差し指と中指で挟み、薬指と小指は手前に添えます。親指は使わないのがポイントです。この持ち方にすると、ボトルのキャップを同じ手で開閉しながらカップを持ったままにでき、スムーズな動作になります。必須の技術ではありませんが、知っておくと格好いいです。
計量の精度が上がると、同じウイスキーでも毎回同じ味で飲めるようになります。目分量から卒業することで、飲みすぎ防止にもつながります。お金と健康、両面でのメリットがあります。
参考:ウイスキーの割り方と黄金比の詳細
【Dear Whisky】ウイスキーの割り方の適切な比率とは?飲み方ごとの黄金比をご紹介
陶器に興味がある方にとって、ジガーカップは「道具」である以前に「器」の一種です。この視点から見ると、ジガーカップ選びは少し違った角度で楽しめます。
市販のステンレス製ジガーカップは高い実用性を持つ一方、テーブルに並べたときの温かみはありません。それに対して陶器のバーグッズには独自の世界があります。たとえば、Etsyでは手作り陶器ジガーカップが1,500〜3,000円程度で販売されており、エスニック・ボヘミアンな絵柄が施されたものや、シンプルな白磁のものまで多彩なラインナップがあります。意外ですね。
また、陶芸教室では「好きな形のカップを作る」というテーマで体験ができますが、ジガーカップのような小ぶりな筒形の器は初心者にも作りやすい形状のひとつです。ただし、陶器は焼成すると体積が約15〜20%収縮するため、目盛りとして正確な数字を刻むのは難しいです。実用的な計量機能はあきらめて、デザイン重視の「飾れる器」として作ることになります。
陶器のショットグラス(小ぶりな湯呑みサイズ)を計量代わりに使うという方法も実は有効です。たとえばロクロで作った一口サイズの陶器カップに30ml分の水を入れてみれば、その高さを目安にして毎回おおよその量を計ることができます。陶器好きならではの、道具と器の境界線を楽しむ視点です。
さらに、ウイスキーを楽しむなら陶器のロックグラスやぐい呑みとの組み合わせも魅力的です。陶器のぐい呑みは熱・冷を適度に保温し、ウイスキーの香りをまろやかに感じさせる効果があると言われています。ジガーカップで正確に計量したあと、お気に入りの陶器グラスに注ぐという一連の流れが、家飲みのクオリティを一段階上げてくれます。
陶器のバーグッズに興味があれば、国内では萩焼・備前焼などのぐい呑みや酒器を扱う陶芸ギャラリーや陶器市(例:益子の陶器市、瀬戸焼の展示会など)をチェックしてみてください。こういった場で偶然よいジガーサイズの器に出合えることもあります。
参考:陶器のぐい呑みやお酒と陶器の関係を詳しく知りたい方向けのリンクです。