エディオンでは環境保護と資源の有効活用を目的として、店舗にてリチウムイオン電池を含む小型充電式電池の回収サービスを提供しています。回収対象となるのは、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、そして直径12mm以下のボタン電池です。これらの電池は店舗に設置された専用の回収ボックスに投入するか、店舗スタッフに直接手渡すことで処分できます。
参考)エディオン モバイル バッテリー 回収: 方法と注意点を徹底…
回収を依頼する際には、必ず電池の端子部分にビニールテープなどを貼って絶縁処理を施すことが求められます。これは電池同士が接触してショートし、発熱や発火の原因となるリスクを防ぐための重要な安全対策です。エディオンの多くの店舗には回収ボックスが設置されていますが、すべての店舗に設置されているわけではないため、事前に最寄りの店舗に確認することが推奨されます。
参考)小型充電式電池(リチウムイオン電池・モバイルバッテリーなど)…
また、エディオンのオンラインショップでは電池の回収・処分は承っていないため、実店舗への持ち込みが必要です。モバイルバッテリーについても、店舗での回収が基本となりますが、破損や膨張したバッテリーは回収不可となる場合があるため注意が必要です。
参考)https://faq.edion.com/kb/ja/article/service036
エディオン各店舗に設置されているリサイクルボックスは、小型充電式電池を手軽に処分できる便利な仕組みです。回収ボックスの設置状況は店舗によって異なるため、利用前に最寄りのエディオンに問い合わせて確認することが大切です。回収ボックスには、リチウムイオン電池だけでなく、ニカド電池やニッケル水素電池なども投入できます。
参考)エディオンの家電リサイクル回収サービス!利用方法・費用を紹介…
回収ボックスを利用する際の手順は非常に簡単で、絶縁処理を施した電池を店舗内の回収ボックスに投入するだけです。ただし、破損した電池や膨張した電池は回収ボックスに投入せず、直接スタッフに相談することが推奨されています。これは安全面での配慮から、異常が発生している電池については専門的な処理が必要になるためです。
参考)https://www.town.kanda.lg.jp/uploaded/attachment/3449.pdf
また、一般社団法人JBRCが推進する小型充電式電池のリサイクル活動の一環として、エディオンを含む家電量販店には専用の金属製リサイクルボックスが設置されている場合もあります。これらのボックスは安全性が高く、2018年7月以降は従来の段ボール箱から金属缶へと移行し、より安全な回収体制が整えられています。
リチウムイオン電池には、リチウム、コバルト、ニッケル、マンガンといった希少金属(レアメタル)が含まれており、これらは地球上の限られた資源です。特にコバルトは資源の確保が課題となっており、リチウム以上に重要な戦略的金属として位置づけられています。これらのレアメタルは新たな電池の製造に不可欠な素材であり、採掘による環境負荷や資源枯渇の問題が深刻化しています。
参考)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10981055/
使用済みリチウムイオン電池から回収されたレアメタルは、リサイクルを通じて再び電池の正極材料として利用されるため、資源の有効活用と環境保護の両面で大きな意義があります。住友金属鉱山は2026年から使用済みリチウムイオン電池からレアメタルを取り出し、再利用する事業を開始すると発表しており、こうした取り組みが日本国内でも広がりつつあります。
参考)https://www.mdpi.com/1420-3049/29/13/3161
一方で、近年はリン酸鉄リチウム(LFP)電池やナトリウムイオン電池など、レアメタルの使用量を減らした新型電池の開発も進んでおり、資源依存度の低減が図られています。それでも既存のリチウムイオン電池のリサイクルは、資源循環の観点から今後も重要な役割を果たし続けると考えられています。
参考)https://www.mdpi.com/2673-6489/2/3/24/pdf?version=1656599815
リチウムイオン電池を回収に出す際には、必ず絶縁処理を行うことが義務付けられています。絶縁処理とは、電池のプラス極とマイナス極の金属端子部分にビニールテープやセロハンテープを貼って、電気が流れないようにする処置です。この処理を怠ると、電池同士や他の金属と接触した際にショートし、発熱・液漏れ・発火の危険性があります。
参考)リズム製品情報
電池を取り外す際にも注意が必要です。取扱説明書に分解の指示がない製品から無理に電池を取り出そうとすると、電池を破損させてしまう可能性があります。機器から電池を取り外せない場合は、製品ごと粗大ごみとして処分するか、小型家電リサイクルを利用することが推奨されます。
参考)家庭から出る小型充電式電池の処理方法 松山市公式ホームページ…
また、プラスチックケースやビニールケースに入った電池パックは、解体せずにそのまま回収に出すことが重要です。解体された電池や、ハードケースに収納されていないリチウムイオンポリマー電池(パウチ型・ラミネート型)は、発火のリスクが高いため回収対象外となります。安全な回収のためには、これらのルールを厳守することが求められます。
破損したり膨張したりしたリチウムイオン電池は、通常の回収ボックスには投入できません。これは、異常が発生している電池は発火や爆発のリスクが非常に高く、回収時の事故を防ぐためです。エディオンなどの家電量販店では、こうした異常電池は店舗スタッフに直接相談し、適切な指示を仰ぐ必要があります。
参考)破損したリチウムイオン電池は処分すべき!安全な廃棄方法を解説
膨張した電池の場合、内部でガスが発生しており、わずかな衝撃や圧力で破裂する危険性があります。特に著しい破損で内部の電解液が漏れ出している場合や、膨張が顕著な場合は、家電量販店でも回収が困難とされることがあります。このような状態の電池については、自治体の清掃工場や専門の処理施設に直接持ち込むことが推奨されます。
一部の自治体では、異常が発生しているリチウムイオン電池の回収を行っていますが、対応していない自治体も多いのが現状です。そのため、破損・膨張した電池の処分に困った場合は、まず製造メーカーに問い合わせ、メーカー独自の回収サービスが利用できるか確認することも一つの方法です。ただし、メーカーによっては配送業者の基準により回収を受け付けられない場合もあるため、事前の確認が不可欠です。
参考)【特集】膨張したリチウムイオンバッテリ、正しい処分方法は?家…
リチウムイオン電池のリサイクルは、限られた資源を有効活用し、地球環境への負荷を軽減する重要な取り組みです。日本では2001年4月に施行された「資源有効利用促進法」により、電池メーカーや機器メーカー、輸入事業者に小型充電式電池の回収と再資源化が義務付けられています。これにより、一般社団法人JBRCを中心としたリサイクルシステムが確立され、家電量販店などに設置された回収ボックスを通じて、使用済み電池が適切に回収・処理されています。
参考)https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden/index03.html
回収されたリチウムイオン電池は、主に以下のリサイクル方法で処理されます。
| リサイクル方法 | 特徴 | 回収される資源 |
|---|---|---|
| 機械式リサイクル | 電池を粉砕し金属・非金属に選別 | 低コストだが純度が低い |
| 湿式冶金法 | 酸で溶解し金属を抽出 | リチウム、コバルト、ニッケル |
| 乾式冶金法 | 高温で焼成しガス化 | 金属成分を凝縮・回収 |
| 直接再生法 | 正極材料を直接再利用 | エネルギー効率が高い |
これらの方法により、90%以上の金属を回収できる技術も開発されています。回収された金属は新たなリチウムイオン電池の材料として再利用され、採掘による環境破壊や資源枯渇の問題を緩和します。
さらに、2026年度からは政府がモバイルバッテリーやポータブル電源を小型家電リサイクル法の対象に追加する方向で検討を進めており、より包括的なリサイクル体制の構築が期待されています。エディオンなどの回収ボックスを積極的に活用することで、私たち一人ひとりが環境保護に貢献できるのです。
参考)モバイルバッテリー再資源化を義務付け、政府検討…レアメタル回…
経済産業省の小型二次電池リサイクルガイド(資源有効利用促進法の詳細)
一般社団法人JBRC公式サイト(回収協力店の検索が可能)

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