その引き出物食器、ゴミ袋に入れると数万円を捨てていることになりますよ。
引き出物としてもらった食器が使われないまま棚の奥に眠っている、という状況は決して珍しくありません。日本の結婚式では食器が引き出物の定番ですが、受け取る側からすると「すでに持っている」「デザインが好みでない」「重くて持ち帰るのが大変だった」といった事情から、実際に日常使いできているケースは少数派です。
問題は、いざ処分しようとしたときに「どうすればよいかわからない」という状態になることです。贈ってくれた相手への遠慮、ゴミとして出す際の分別ルールの複雑さ、そして「もしかしたら価値があるかもしれない」という迷いが重なり、結果として処分が先延ばしになりがちです。
実際に手放す決断をしたとき、まず知っておきたいのは「処分ルートは一つではない」という点です。ゴミとして出す以外にも、買取・寄付・フリマアプリという選択肢があります。それぞれにメリットと向いている食器のタイプがあるので、まずは手元の食器のブランドや状態を確認することが最初の一歩です。
棚に食器が積み重なって収納を圧迫している、という人は少なくないですね。適切な処分方法を選べば、スペースも確保でき、場合によっては現金も手に入ります。焦らず、状況に合った方法を選んでいきましょう。
引き出物の食器をゴミに出してしまう前に、必ずブランドと状態を確認してください。これが最重要です。
日本の結婚式では、ウェッジウッド・ロイヤルコペンハーゲン・ノリタケ・バカラ・ティファニーといったブランド食器が引き出物として選ばれることが非常に多く、これらは買取市場での需要が高いことで知られています。知らずにゴミに出してしまうと、数千円〜数万円分の損になる可能性があります。
以下に、主要ブランドの一般的な買取相場の目安をまとめます。
| ブランド名 | 主なアイテム例 | 買取相場の目安 |
|---|---|---|
| ロイヤルコペンハーゲン | ティーセット・プレート | 500円〜65,000円前後 |
| ウェッジウッド | ティーカップ・ソーサー | 500円〜29,000円前後 |
| バカラ | ロックグラス・タンブラー | 4,000円〜数万円前後 |
| ノリタケ | ディナーセット・プレート | 1,000円〜10,000円前後 |
| ティファニー | マグカップ・ワイングラス | 500円〜2,000円前後 |
| ル・クルーゼ | マグカップ・ミニコクッテ | 1,000円〜15,000円前後 |
上記はあくまでも参考価格であり、買取時期・状態・付属品の有無によって大きく変わります。特にロイヤルコペンハーゲンの「フローラダニカ」シリーズは7万円前後の高値がつくこともあり、見た目地味でも油断は禁物です。
つまり「知っているかどうかで数万円変わる」ということですね。手元の食器のブランドが不明な場合は、食器の裏面(高台や底面)にある「バックスタンプ(窯印)」を確認してみましょう。ブランド名や国名が刻印されていることが多く、それをもとにネット検索すればすぐに素性がわかります。
ブランドが確認できたら、まず買取専門業者に無料査定を依頼することが最もシンプルな判断手段です。「高く売れるドットコム(運営:マーケットエンタープライズ)」や「おいくら」のような買取サービスは、送料・査定料ともに無料で利用でき、電話で大まかな相場を教えてもらうことも可能です。買取不成立でもキャンセル料はかかりません。
ブランド品でない場合や、割れ・欠けがひどい場合は、自治体のゴミとして出すのが現実的な選択です。基本が原則です。
陶磁器製の食器は多くの自治体で「不燃ゴミ(燃えないゴミ)」に分類されます。ただし自治体によっては「陶器ゴミ」という独立した分別区分を設けているところもあるため、まずお住まいの市区町村のホームページや配布された分別表で確認することが必要です。
捨てる際に必ず守りたい安全上のマナーとして、以下の手順を守ってください。
プラスチック製や木製の食器は「燃えるゴミ」に分類されることが多い点にも注意が必要です。素材を見ずに全部同じ袋に入れてしまう人が多いのですが、陶磁器とプラスチックは分けて捨てるのが基本です。間違った分別をすると、収集されずに置き去りにされることがあります。
大量の食器を一度に処分したい場合、自治体のゴミ回収では回数がかかって非効率です。そういった場合は、不用品回収業者に依頼するという方法もあります。ただし費用が発生するため、事前に複数業者に見積もりを取るのが賢明です。
新宿区公式:金属・陶器・ガラスごみの出し方(自治体ルールの具体例として参考)
買取業者への査定依頼が面倒、あるいはブランド品ではないけれどもったいなくて捨てられない、という場合は「フリマアプリへの出品」か「寄付」が選択肢になります。それぞれにメリットと注意点があります。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ等)で売る場合
メルカリでは「引き出物 食器」のキーワードで実際に多くの出品があり、未使用品であれば1,000〜3,000円程度での成約事例が多く見られます。ル・クルーゼのコップペアセットが2,100円で売れた実績もあります。
ただし、フリマアプリには注意すべきコストが存在します。
利益が出るかどうかは送料次第、というケースも多いです。高額なブランド品は買取業者へ、数百円〜数千円程度のものはフリマアプリ、という使い分けが現実的です。
寄付という選択肢について
「誰かの役に立てたい」という気持ちがあるなら、寄付は非常に有効な処分方法です。NPO法人ワールドギフトやセカンドライフ、エコトレーディングのような団体は、食器を含む不用品の寄付を受け付けており、海外支援や国内の障がい者雇用などにつながっています。
ただし、寄付には基本的に送料が自己負担になることが多い点に注意が必要です。着払いで受け付けている団体は限られており、多くの場合は元払い(送り手負担)で発送します。「無料で寄付できる」と思い込んで申し込み後に送料が高くて後悔した、という声も少なくありません。
寄付を検討する場合は、申し込み前に「送料がどちら負担か」「受け付けている品目の条件(欠けや傷の有無など)」をしっかり確認しておくことが条件です。
陶磁器に詳しい人にとって、引き出物の食器は単なる不用品ではなく、目利きの力を活かせる場面でもあります。ここでは、少しでも高く・賢く手放すための実践的なポイントを紹介します。
① 箱・付属品を必ずセットで出す
ブランド食器にとって、元の化粧箱・説明書・ロゴシールは価値の証明になります。箱があるだけで買取価格が1.5〜2倍近く変わることも珍しくありません。「箱が古くなっていても捨てない」ことが鉄則です。
② セット品はバラさずまとめて査定に出す
ペアカップ&ソーサー、ティーセット、プレート5枚組など、セット販売されていたものは単品にしてはいけません。セットの完品には「欠け品として価値が落ちない」という評価がつき、まとめ売りでの査定額が大幅にアップします。セットが基本です。
③ 査定前に表面の汚れをやさしく拭き取る
長期保管で表面にうっすら埃がついていることがあります。柔らかい乾いた布で優しく拭き取るだけで査定員の第一印象が変わります。ただし、金彩・銀彩が施されたブランド食器はこすりすぎると装飾が剥げる危険性があるため、水拭きは避けてください。
④ 複数業者に査定を出して比較する
同じ食器でも、業者によって査定額が数倍変わることがあります。一括査定サービス「おいくら」を使えば、1回の申し込みで複数業者からメールで査定結果が届くため、電話対応なしで最高額を比較できます。これは使えそうです。
⑤ 「廃番シリーズ」かどうかを調べる
陶磁器に興味のある方なら特に押さえてほしいポイントです。ブランド食器の中には生産が終了した「廃番シリーズ」があり、中古市場での希少価値が通常シリーズより高くなっているものが存在します。例えばロイヤルコペンハーゲンの「フローラダニカ」やウェッジウッドの「コロンビア」がその代表例です。食器の底面のバックスタンプと製造年を調べ、廃番かどうかを確認してから処分すると、思わぬ高値につながることがあります。
バイセル公式:ブランド別食器の買取相場一覧(マイセン、ロイヤルコペンハーゲン等の詳細相場掲載)
最終的な判断は「ブランドと状態を確認してから」が条件です。手間をかける価値があるかを先に判断し、価値ありと判断したら専門業者へ、それ以外はフリマまたはゴミ処分という流れが最も効率的です。

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