庄内焼は、陶器のお皿ではなく、60年以上愛され続けるとちの実せんべいです。
「庄内焼」という名前を聞いて、陶芸の焼き物を想像する方も少なくないかもしれません。しかし実際は、山形県庄内地方を代表するとちの実を使ったせんべい(焼き菓子)のことを指します。清川屋が1965年(昭和40年)に販売を開始してから今日まで、60年以上にわたって山形土産の定番として愛され続けてきたロングセラー商品です。
庄内焼の主役はなんといっても「とちの実」です。栃の木(トチノキ)の実は見た目が栗に似ていますが、非常に強いアクを含んでいるため、そのままでは食べることができません。このアクを取り除くには、乾燥・浸水・加熱・皮むき・水さらしといった複数の工程が必要で、数日から数週間を要します。これは先人が長い年月をかけて受け継いできた知恵と技術があって初めて成立するものです。
庄内焼の生地には、上質な小麦粉・新鮮な卵・庄内産のとちの実粉末が使われています。これをパリッとした堅焼きに仕上げ、ざらめをたっぷりとまとわせるのが清川屋流。焼き上がったせんべいは薄くて硬く、噛むほどに栃の実の香ばしさとざらめのやさしい甘みが口の中に広がります。派手さはないけれど、飽きずに食べ続けられる素朴な美味しさが多くのリピーターを生んでいます。
清川屋は「清川屋オリジナル商品の先駆け」と自社で位置づけており、庄内焼は単なる土産品ではなく、同社の商品開発の原点ともいえる存在です。つまり庄内焼が先にあり、後のだだっ子やほわいとぱりろーるといったヒット商品へと続く道が開かれた、ということになります。
清川屋の歴史は非常に長く、1668年(寛文8年)に初代・茶屋勘右衛門が山形県鶴岡市の船着場前で茶屋を始めたことに遡ります。創業からすでに350年以上が経過していますが、その間に業態を大きく変えながら存続してきた点が注目されます。
江戸時代は茶屋と旅籠屋を兼業し、明治に入ると人力車の経営に乗り出しました。最盛期には鶴岡市内だけで5〜6か所の営業所を持つほどに繁盛したといいます。その後、鉄道の普及に伴い鶴岡駅前へ拠点を移し、1931年(昭和6年)には山形産品を扱う土産店としての営業を本格的に開始しました。
庄内焼が誕生した1965年は、清川屋が有限会社化し、鶴岡本店を第二次拡張した節目の年でもあります。単なる物産店から「清川屋オリジナル」を世に送り出す菓子ブランドへと成長した第一歩が、庄内焼だったのです。重要です。
現在の清川屋は、山形・宮城を中心に複数の実店舗を展開するほか、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなど計4つのオンライン店舗で全国に商品を届けています。年8回のカタログを発行し、ふるさと納税の返礼品としても庄内焼を取り扱うなど、多彩なチャネルで販売を続けています。
清川屋が掲げる理念は「特産品文化創造企業」です。地域の特産物に文化と贈る真心を込め、新しい価値を創造するという考え方に基づき、庄内焼もその精神の体現として位置づけられています。単なる「せんべい屋」にとどまらない、地域の物語を伝える存在といえるでしょう。
清川屋企業サイト:350年以上の歴史・あゆみ詳細はこちら(清川屋 企業サイト)
60年以上続いたロングセラーである庄内焼も、一時は「販売終了」の危機に追い込まれていました。これはあまり知られていない事実です。
清川屋の企業サイトによると、当初から庄内焼の製造は外部の菓子店に委託していました。ところが令和に入り、そのパートナー菓子店が営業を終了することになったのです。このタイミングで庄内焼も一緒に消えてしまう恐れがありました。
しかし、庄内焼の価値を惜しんだ別の菓子店が「製法を受け継ぐ」と名乗り出ました。清川屋とその新しいパートナー菓子店が共同で引き継ぎを行い、より美味しくリニューアルして庄内焼を存続させることに成功したのです。これは使えそうですね。
60年の歴史を持つレシピを「絶やさない」という決断は、地域の食文化を守るという清川屋の姿勢そのものを示しています。昭和40年から変わらない味を守りながらも「より美味しく」進化させることで、庄内焼は新旧両方のファンを獲得することに成功しました。
このリニューアルによって庄内焼は現在も2種類展開されています。「袋入」(税込740円・2枚×12袋)と「缶入」(税込1,620円前後)の2つがあり、贈答用なら缶入りがおすすめです。缶はそのままギフトボックスとして使える保存性の高さも魅力の一つです。
| 商品タイプ | 内容量 | 価格(税込) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 庄内焼(袋入) | 2枚入×12袋 | 740円 | 自家用・ばらまきお土産 |
| 庄内焼(缶入) | 2枚入×20袋前後 | 1,620円前後 | 贈り物・ギフト・手土産 |
賞味期限は常温3ヶ月です。保存方法は冷暗所推奨となっており、直射日光と湿気を避ければ日持ちします。お中元・お歳暮・帰省土産としても活用しやすい商品です。
庄内焼の美味しさを語るうえで欠かせないのが、とちの実の独特な風味と、ざらめの甘みの掛け合わせです。これは他のせんべいでは真似のできない唯一無二の組み合わせです。
とちの実は、アクを丁寧に抜くことで、栗に似た深みのある香ばしさが際立ちます。その風味は加熱によってさらに強くなり、焼き上げることで香ばしさが最大化されます。口に入れた瞬間にパリッとした硬い食感が広がり、嚼むほどにとちの実の旨味が溶け出してくる感覚は独特で、食べる人を引きつけます。
ざらめは、細かすぎず粗すぎない結晶感を保ちながらせんべいに絡まっています。砂糖の甘みが一気に広がるのではなく、ほんのりと持続する甘さのため、しょっぱいものが好きな方でも違和感なく食べ進めることができます。お茶はもちろん、コーヒーや紅茶にもよく合うと複数の購入者レビューで指摘されています。
清川屋は「一貫して手作りにこだわり、丹念に仕上げられた美味しさ」を強調しています。大量生産ではなく手仕事の工程が入ることで、機械だけでは出しにくいムラのある焼き色や、皮一枚ごとの微妙な厚みの違いが生まれます。この「揃いすぎない」感じこそが、量産品にはない手作り感として評価されているのです。
原材料は「小麦粉・砂糖・鶏卵・食塩・とちの実粉末・膨張剤」とシンプルです。添加物の少なさも支持される理由の一つで、清川屋では「本物志向」をモットーに、主力商品には香料や着色料などの添加物を極力使わない方針を掲げています。
庄内焼を購入したいと思ったとき、どこで手に入るのかを把握しておくと買い損ねがありません。清川屋は山形・宮城を中心に11店舗以上の実店舗を展開しており、いずれの店舗でも庄内焼を取り扱っています。
山形を訪れる際には、庄内空港店・鶴岡本店・鶴岡インター店・酒田駅店・山形S-PAL店などが主要な購入拠点になります。特に庄内空港店は旅行者にとってアクセスしやすく、帰りのフライト前に購入できる点で重宝されます。仙台方面に立ち寄る場合は、仙台泉パークタウンTapio店や仙台PARCO店でも購入が可能です。
山形を訪れる機会がない場合は、通販が便利です。清川屋公式サイト(kiyokawaya.com)のほか、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonの合計4チャネルで購入できます。送料は注文金額や地域によって異なりますが、まとめ買いや他商品との同梱で送料を節約できる場合があります。「常温同梱OK」の商品なので、他の山形土産と一緒に注文するのがおすすめです。
また、清川屋はふるさと納税の返礼品としても庄内焼を提供しています。山形県鶴岡市や庄内地域への納税を検討している場合は、庄内焼を含むセット返礼品も選択肢の一つとして有効です。2,000円の自己負担でお気に入りの山形の味を手に入れながら税控除を受けられるのは、賢い活用法といえます。
なお清川屋では法人・団体向けの「大口注文」も受け付けています。冠婚葬祭の引き出物・企業の顧客への贈答品・イベントの景品などとして、まとめて注文したい場合は公式サイトの専用フォームから問い合わせができます。一定数量以上からの注文に対応しており、名入れ等の相談も可能です。
清川屋公式通販サイト:庄内焼をはじめ山形の旬の特産品はこちら(清川屋 公式)

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