あなたが大切に保管している無銘の陶器マグカップ、食洗機に入れると印刷が剥がれて二度と元に戻らないことがあります。
「無銘」という真名は、一見すると謎めいた呼称に思えますが、実はキャラクターの本質を端的に表した非常に深い設定です。彼は『Fate/EXTRA』に登場するアーチャーのサーヴァントであり、声優は諏訪部順一氏、キャラクター原案は武内崇氏(TYPE-MOON)が手がけています。
外見は『Fate/stay night』のアーチャー(エミヤ)と酷似しており、赤い外套をまとい浅黒い肌を持ちます。身長187cm・体重78kgというスペックも共通しています。しかし、彼の真名は「エミヤ」ではなく「無銘(むめい)」です。
「無銘」とはつまり、「名前のない英雄」という意味です。生前に「正義の味方」として生きた錬鉄の魔術師の末路として、死後にその人物の名前さえも歴史から忘れ去られてしまいました。つまり無銘です。彼が英霊として祀られた時点で、元となった人物の名前は人々の記憶から消えています。
彼の成り立ちはエミヤとも異なります。エミヤが「アラヤ(人類の抑止力)」と契約してカウンターガーディアンとして働く存在であるのに対し、無銘は「ムーンセル(月にあるとされる超コンピュータ)」と契約して、名もなき正義の味方たちの概念が人のカタチで起動した存在です。言い換えると、無銘は「正義の味方」という概念そのものが具現化したフェイカー(偽者の英雄)です。
これが条件です。同じような外見・能力を持ちながら、エミヤは「特定の一人の人間の未来の姿」であり、無銘は「無数の名もなき正義の味方という概念の代表者」。この違いがFate/EXTRAシリーズの世界観を特別なものにしています。
TYPE-MOON Wiki「無銘」詳細ページ(無銘のステータス・宝具・人間関係などを網羅した公式情報源)
また、『Fate/EXTRA』発売当初は真名を隠す必要があったため、ファンの間では「緑茶」という愛称でも呼ばれていました。この愛称は後に公式でも認められるようになっています。意外ですね。
無銘の最大の武器は宝具「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」です。ランクはE-〜A++と幅があり、種別は対人宝具、レンジは30〜60と広範囲をカバーします。
『Fate/stay night』のアーチャーも同名の宝具を持っていますが、『Fate/EXTRA』における無銘の「無限の剣製」には独自のゲームシステムが設けられています。それが「投影精度」という概念です。
投影精度とはゲーム内の独自パラメーターで、この数値が上がることで使用できるスキルが解放され、スキルの威力が増していく仕組みになっています。戦闘開始時に「構造把握」スキルが自動発動して投影精度が1上昇するほか、「投影準備」や「構造強化」など複数のスキルを使って積み上げていきます。これは使えそうです。
主な投影品(使用できる武器)には次のものがあります。
特筆すべきなのが「永久に遥か黄金の剣」です。これはEXランクの宝具の複製は原則として不可能とされているFate世界の設定の中で、条件付きとはいえ神造兵装に近い宝具を再現できるという点で、無銘がエミヤよりも一部の能力において強化されていることを示しています。意外なことです。
「無銘」となったことにより、筋力と幸運のステータスが上昇している点も、エミヤとの重要な違いのひとつです。魔術との併用で千里眼もC+にまで向上させられるため、白兵戦能力と長距離射撃精度がともに高まっています。
Fate/EXTRA@wiki アーチャーページ(ゲーム内スキル・宝具の詳細データを参照できる攻略情報)
「無銘 fate」でコレクターが最も注目する陶器グッズのひとつが、メーカー「Gift(ギフト)」が2017年8月下旬に発売した陶器製マグカップです。これは「Fate/EXTELLA MUSEUM」という企画展に合わせて発売されたもので、サイズは直径8.2cm×高さ9.6cm。シルク1C印刷が施された陶器素材の本格的なグッズです。
直径8.2cmというのはちょうどプリン容器1個分ほどの口径で、日常使いにもインテリアとしても使いやすいサイズ感です。高さ9.6cmは缶コーヒー(約115mm)よりやや低い程度で、扱いやすいマグカップの標準サイズといえます。
この商品のポイントをまとめると以下の通りです。
ヤフーオークションでの過去120日の落札相場では「fate 無銘」関連グッズの平均落札価格は約1,065円というデータがあります。ただしこれはあくまで平均値であり、未開封・美品かどうかで価格は大きく変わります。状態が良い未開封品は数倍の価格がつくこともあります。
陶器グッズのコレクターにとっては、「Fate/EXTRA MUSEUM」という企画展で誕生した限定性の高い一品です。当時のFateシリーズの公式展示グッズとして、無銘・カルナなどのキャラクターがセットで展開されていたことも、コレクター心をくすぐります。
電撃ホビー「Fate/EXTELLA MUSEUM」内覧会フォトレポート(当時の公式グッズラインナップと展示の詳細が確認できる貴重な記録)
陶器製のアニメグッズを手に入れたとき、「陶器だから電子レンジや食洗機に入れても大丈夫」と思っていませんか。これは大きな落とし穴です。
無銘の陶器マグカップのようなシルク印刷が施されたグッズには、電子レンジと食洗機の両方に対応していない製品が多くあります。具体的には次のリスクがあります。
陶器グッズの正しい取り扱いが原則です。コレクター品として価値を維持するためには、手洗い(ぬるま湯・中性洗剤)で優しく洗い、乾燥は自然乾燥が基本となります。
保管場所については、以下の環境を選ぶのがおすすめです。
買取に出すことを将来的に検討しているなら、外箱(パッケージ)を保管しておくことが査定額を左右します。大手買取サービスでは「未開封・箱付き」かどうかで査定が大きく変わるため、箱は捨てないことが条件です。
「無銘」というキャラクターのグッズが、他のFateキャラクターのグッズと異なる独自の価値を持つ理由があります。それは「名前のない英雄」というキャラクター設定と、コレクターアイテムとしての希少性が、偶然にも非常によく重なっているからです。
無銘は「英霊ではあるが、英雄ではない」と自ら語ります。歴史に名前を残さなかった存在。これは、2017年頃に少量生産されたグッズが現在では希少品になっているという現実とリンクしています。つまり無銘です。
さらに注目したいのが、フルリメイク作品『Fate/EXTRA Record』の動向です。2024年8月にバンダイナムコエンターテインメントが2025年発売予定として発表したもので、PS4・PS5・Nintendo Switch・PC(Steam)での展開が予定されています。公式サイトでは「より良い品質、より遊びごたえのある作品とするために鋭意制作中」とのアナウンスがあります。これは注目ポイントですね。
リメイク作品の発売は、過去作のグッズに対するコレクター需要を再燃させることがよくあります。2017年に発売された陶器マグカップのような限定グッズは、新作の発売前後にヤフオクやメルカリでの取引が活発化することがあります。今のうちに状態の良い品を保管・確保しておくか、逆に高値がついているタイミングで手放すかは、コレクターとして重要な判断ポイントです。
また、無銘の陶器マグカップのようなシルク1C印刷グッズは、フルカラー印刷グッズと比べて印刷の劣化が比較的起きにくいという特徴もあります。シルクスクリーン印刷はインクが厚く定着しやすい技法であるため、適切に保管すれば長期間にわたって印刷の状態を維持できます。知っているとお得な情報です。
Fate/EXTRA Record 公式サイト(フルリメイク作品の最新情報・発売予定の確認に必須の公式ページ)
陶器に興味があり、かつFateシリーズのコレクターであるなら、「無銘」というキャラクターが持つ設定の深さとグッズの希少性が合わさった今こそ、改めてその価値を見直すタイミングかもしれません。