ダイソーとセリアの陶器製グラタン皿は、電子レンジに何度も使い続けると吸水した水分が沸騰して割れるリスクがあります。
ダイソーのグラタン皿は、2026年現在も商品ラインナップが豊富で、大きく分けると「陶器製」「耐熱ガラス製」「使い捨てアルミ製」の3タイプが存在します。それぞれに役割が異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
陶器製のグラタン皿は、ダイソーの定番中の定番。オーバル型・丸型・長方形型など形状が複数あり、110円〜330円と価格の幅もあります。陶器は土を高温で焼いたもので、素朴な温かみある質感が特徴です。保温性が高く、中の料理が冷めにくいというメリットがあります。一方で、表面に目に見えない微細な穴が無数に開いているため、吸水性が高いという性質を持ちます。つまり、料理の汁や油を吸い込みやすく、長期使用でシミや臭いが残りやすいのです。
耐熱ガラス製は、ダイソーの「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」シリーズを中心に展開されています。330円(税込)という価格設定ながら、透明なのでオーブン内での焼き加減が横から確認でき、においや色が移りにくいというメリットがあります。容量1Lのサイズは2〜3人分のグラタンにちょうどよく、家族での使用にも対応可能です。
使い捨てアルミ製は、ホームパーティーやバーベキューに特化した選択肢です。1パックに複数枚入りで、使用後はそのまま廃棄できるため後片付けゼロという最大のメリットがあります。耐熱温度は660℃と非常に高く、オーブントースターでの使用が可能です。ただし、電子レンジでは絶対に使用できない点を覚えておけばOKです。
以下に3タイプの違いを整理してみましょう。
| 種類 | 価格帯 | 特徴 | 主な用途 |
|------|--------|------|---------|
| 陶器製 | 110〜330円 | 温かみある質感・保温性高い | 日常の食卓 |
| 耐熱ガラス製 | 330円〜 | 透明・においが移らない | 作り置き・本格調理 |
| アルミ使い捨て | 100円(複数枚) | 軽量・後片付け不要 | パーティー・屋外 |
つまり使い分けが基本です。
セリアのグラタン皿は「デザインで選ぶなら」と言われるほど、他の100均とは一線を画す世界観を持っています。実際に商品を確認してみると、その素材は一般的な陶器ではなく「ストーンウェア」と表記されていることが多いのが特徴です。これは意外ですね。
ストーンウェアとは陶器と磁器のよいところを合わせた素材で、陶器より密度が高く、においや色が移りにくい性質があります。同時に陶器特有の素朴で自然な風合いも持ち合わせているため、食卓に並べたときの見栄えが格段にアップします。
セリアのグラタン皿の代表ラインナップを確認すると、種類は非常に豊富です。
- 🟦 スクエア型 オールドアメリカ:底面に英字のロゴが入った紺色のデザイン。アメリカンダイナー風で高見えする。
- 🔵 窯変オーブンウェア(長角型・丸型):淡いブルー・ピンク・ホワイトの優しいカラー展開。側面に等間隔の溝があるアーティスティックな質感。
- ⬛ 楕円型 マットモノトーン:白・黒・グレーのシックな3色展開。和食にも洋食にも合うシンプルデザイン。
- 🔴 丸型 コロン:赤・白・茶の3色。外側と内側で色が異なる遊び心のあるデザインで、子ども用にもぴったり。
これらはすべて110円(税込)で手に入ります。これは使えそうです。
機能面では、セリアのグラタン皿(ストーンウェア製)はオーブン・電子レンジ・食洗機に対応しているものがほとんどです。ただし、急熱急冷と直火はNG。この2点は購入前に必ず確認が必要です。
また、セリアにはアルミ製の使い捨てグラタン皿「アルミプレート(グラタン&ドリア)4枚入」も販売されています。サイズは約19.5cm×14.5cm×高さ3.8cmで、耐熱温度は660℃とオーブントースターでの使用に最適な仕様です。洗い物を減らしたいときや、来客時に役立ちます。
セリアのグラタン皿が高見えとウワサ 実際に使ってみると?(grape)
「耐熱温度差120℃」という表記を見て、「120℃のオーブンにしか入れられない」と誤解している方は少なくありません。実はこれが間違いで、出費や破損につながる大きな落とし穴です。
この表記の正しい意味は「120℃を超える急激な温度変化があると破損するリスクがある」という意味です。つまり、200℃や250℃のオーブンで使うこと自体は問題ありません。問題になるのは「温度変化の速度と幅」なのです。
具体的に危険な使い方を確認してみましょう。
- ❌ 200℃のオーブンから出した直後に冷水をかける(温度差約180℃→危険)
- ❌ 冷蔵庫(約5℃)で冷やしたまま、いきなり200℃のオーブンへ投入(温度差約195℃→危険)
- ❌ 凍らせた状態でそのままオーブンへ(温度差が200℃超え→非常に危険)
逆に、安全な使い方はこうです。
- ✅ 皿を常温に戻してからオーブンへ入れる(室温20℃→200℃:じわじわ温まるので安全)
- ✅ オーブンから出した後、熱いうちは冷水にさらさない
- ✅ 冷凍保存した料理を温めるときは解凍してから加熱
急激な温度変化に注意すれば大丈夫です。
陶器製では特に注意が必要な点がもう一つあります。陶器は吸水性が高いため、水分を含んだ状態で電子レンジに入れると、器の内部に染み込んだ水が沸騰して、皿が異常に熱くなったり、最悪の場合は割れたりするリスクがあります。日立のサポート情報でも「素焼きの陶器、吸水性の高いもの」は電子レンジ不可と明記されています。ダイソーの陶器グラタン皿は釉薬がかかっているため基本は使用可能ですが、傷が入って吸水性が高まったものには注意が必要です。
ダイソーとセリア、どちらのグラタン皿を選ぶべきか悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。この2つは同じ100均でも、商品の強みが明確に異なります。整理してみましょう。
ダイソーが向いているケースは、種類・サイズの豊富さを優先する場合です。一人用のコンパクトなものから2〜3人用まで、陶器・ガラス・使い捨てと素材の選択肢も充実しています。「グラタン皿が初めて」という方や、「普段使いで気軽に使い倒したい」という方にはダイソーが最適です。
セリアが向いているケースは、食卓の見た目にこだわりたい場合です。スクエア型・窯変オーブンウェアシリーズのような、雑貨店で売っていそうなデザインのグラタン皿が110円で手に入るのはセリアならではの強みです。陶器に興味がある方や、器選びにこだわりたい方には特におすすめです。
両者に共通する注意点は、直火NG・急熱急冷NGという点です。これは必须です。
また、ダイソーにはStandard Productsという上位ライン(330円〜)があり、耐熱ガラス製のハイグレードなグラタン皿を扱っています。においや色が一切移らず、食洗機にも対応しているため、長く使いたい方には330円の追加投資が十分元が取れる選択です。
一方、セリアには使い捨てアルミグラタン皿「4枚入り」という独特のコスパ商品があります。4枚入りで110円という計算は1枚あたり約28円。来客時や行楽シーズンにまとめ買いしておくと重宝します。
簡単まとめ:
- 🏺 実用性・種類重視 → ダイソー
- 🎨 デザイン・高見え重視 → セリア
- 💎 耐久性・長期使用重視 → ダイソー Standard Products(330円)
100均で手に入れた陶器製グラタン皿を長持ちさせるには、日常のお手入れにちょっとしたコツが必要です。これは多くの方が見落としているポイントです。
最も重要なのが「目止め(めどめ)」という作業です。陶器の表面には、釉薬(うわぐすり)がかかっていても、目に見えない微細な穴が存在します。この穴が料理の油や色素を吸収してシミになるのを防ぐのが目止めの役割です。
目止めの手順は以下の通りです。
1. 🍚 新しい陶器グラタン皿を、米のとぎ汁(または水に米ひとつかみ)に入れる
2. 🔥 弱火で15〜20分ほど煮立てる
3. ❄️ そのまま自然に冷ます(急に冷やさないこと)
4. 🧹 水で軽く洗い流して完了
米のでんぷん質が陶器の細かな穴を塞いでくれるため、油やカレーなどの色素が染み込みにくくなります。陶器製グラタン皿を初めて使う前に行うのが原則です。
焦げ付きのお手入れには重曹が有効です。グラタンのチーズやホワイトソースが皿にこびりついた場合、ぬるま湯に重曹(大さじ1〜2)を溶かして30分〜1時間放置するだけでふやけて落としやすくなります。金属たわしや研磨剤入りスポンジは表面の釉薬を傷つけてしまうため、柔らかいスポンジのみを使うことが条件です。
収納のコツも見落とせません。陶器製グラタン皿は洗浄後に水分が残ったまま収納すると、カビの発生原因になります。特に陶器は吸水性があるため、食洗機を使った後も皿の裏側や縁をよく拭いてから収納する習慣を持つと、長く清潔に使えます。
また、スタッキング(重ね置き)する場合はキッチンペーパーを1枚挟むだけで傷防止と湿気対策を同時に行えます。ファイルボックスや皿立てを使って「立て収納」にすれば、取り出しやすさも格段にアップし、省スペースにもなります。
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