深川製磁 ブルーワイナリー 有田焼 伝統の染付 日常使い

深川製磁のブルーワイナリーシリーズは25年愛され続けるロングセラー。白磁に映えるフカガワブルーの美しさと実用性を兼ね備えた有田焼の魅力をご存じですか?

深川製磁 ブルーワイナリーの魅力

ブルーワイナリーが選ばれる理由
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伝統技法が生む美しいグラデーション

100年前から受け継がれる染付技法で表現された豊かなぶどうの意匠が特徴

電子レンジ・食洗機対応の実用性

金彩なしのデザインで現代の生活に寄り添う使い勝手の良さを実現

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フカガワブルーと白磁の美しさ

約1350℃の高温焼成で生まれる透き通るような白磁に映える澄んだ青色

深川製磁 ブルーワイナリー発売から25年の歴史

ブルーワイナリーは1998年(平成10年)の発売以来、深川製磁の代表的なベーシックラインとして多くの愛用者に支持されてきました。このシリーズは2000年に伝統工芸士・小杉優春の手により誕生し、以来25年以上にわたって愛され続けています。
参考)ブルーワイナリーシリーズ まとめ買い特典&ポイント2倍キャン…

 

深川製磁自体の歴史は古く、1650年頃より有田で代々窯焚き業を営んできた深川家が、明治27年(1894年)に深川忠次によって設立した窯元です。創業者の深川忠次は明治4年に八代深川栄左衛門の次男として生まれ、東京商業学校で学んだ後、明治20年に独立しました。1900年のパリ万国博覧会では金賞を受賞し、1910年には宮内省御用達を拝命するなど、世界的に評価される窯元として発展してきました。
参考)https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1120132

 

ブルーワイナリーシリーズは、昭和から平成を迎えた時代の変化に合わせ、食洗機や電子レンジも使える実用性を備えた美しい染付模様を目指して開発されました。造形デザイナー深川篤のデザインによる「毎日使いたくなる器」というコンセプトのもと、縁が少しふっくらしたユニークなかたちが特徴で、手に持った時の安心感と軽さが使い手に支持される最大の理由となっています。
参考)ブルーワイナリー パスタ皿

 

2024年には、より深く澄んだ青を追求した新シリーズ「ブルーワイナリーブルー」が誕生し、伝統工芸士・手塚桜心の監修のもと、さらなる進化を遂げています。

深川製磁 ブルーワイナリーの染付技法エアログラフとは

ブルーワイナリーの最大の特徴は、100年前の伝統的な下絵技法「エアログラフ」を用いた染付のグラデーション表現にあります。エアログラフとは、吹き付け技法を用いた染付方法で、初代深川忠次がヨーロッパから先駆けて導入した技術です。
参考)深川製磁 有田焼 ブルーワイナリー ペア湯呑 A25-419…

 

この技法では、熟練の絵付職人が入社以来30年間、佐賀県有田町の工房でずっと変わらず丁寧な筆つかいによってぶどうの意匠を描いています。白い磁器肌にブルーのグラデーションを真白な磁器肌に染め込んでいく工程は、職人たちがバトンを繋ぐように受け継ぎながら、現代のブルー&ホワイトとして再現されているのです。
参考)百年工房で生きる技「ブルーワイナリー」の世界

 

深川製磁ならではの澄み切った青色「フカガワブルー」は、コバルトなどの鉱物から調合した絵付け顔料「呉須」によって生み出されます。この一色で微細な陰影、濃淡まで表現することを可能にしているのは、職人の経験と技術によるものです。ときには何本もの筆を使い分けながら、繊細な筆使いで器に生命を与えていきます。
参考)ブルーワイナリー 飯碗

 

絵付けに使われる絵の具には約600種類の色があり、そのほとんどが自家調合の深川オリジナルです。絵の具の調合には専門の職人がおり、毎日異なる気温や湿度によって微妙な調節をほどこしています。この徹底したこだわりが、ブルーワイナリーの美しい青色を支えているのです。
参考)ブルーワイナリー ペア小付

 

また、生地の表面を削る「しのぎ技法」により、立体的に削りを入れることで、持ったときの軽さと優れた安定感を実現しています。

深川製磁 ブルーワイナリーのぶどう柄に込められた意味

ブルーワイナリーに描かれたぶどうの意匠には、豊かな実りを表す縁起の良い意味が込められています。ぶどうの豊かな実りや伸びゆくつるは、吉祥の柄としても知られており、日々の暮らしに幸福をもたらす願いが込められているのです。
参考)ブルーワイナリー

 

このぶどう柄は、単なる装飾ではなく、深川製磁が目指す「身近な工芸」「用の美」という哲学を体現しています。真白な磁器肌にブルーで描かれたうつわのコントラストは、様々なお料理やお飲み物にもよく映え、盛り付けたときに品よく見え、お料理の下からちらりとのぞく青い葡萄がアクセントとして、主役であるお料理を引き立ててくれます。
和洋問わずどんなお食事のシーンにも調和する上品なデザインは、普段の料理はもちろん、おもてなしの料理でも品よく、そしてやさしさを感じる器として機能します。ユニークで温かみのある形状と余白に美を感じる染付のぶどう柄は、毎日の食卓をやさしく彩る存在となっているのです。
豊かな実りを表すぶどうというモチーフは、家族の繁栄や豊かな生活への願いを込めた、日本の食卓にふさわしい意匠といえるでしょう。

深川製磁 ブルーワイナリーの食器種類と価格帯

ブルーワイナリーシリーズは、日常使いからおもてなしまで幅広く対応できる豊富なラインアップが魅力です。飯碗、パスタ皿、角小鉢、和皿、楕円和皿、ボウル、フリーカップ、湯呑など、多彩なアイテムが揃っています。
参考)【楽天市場】深川製磁 ブルーワイナリーの通販

 

価格帯は単品で3,000円台から10,000円程度が中心となっており、ペアセットでは7,700円から16,500円程度で購入できます。例えば、飯碗は1個3,000円前後、パスタ皿は6,600円、ペア小付は7,700円、ペア角小鉢は8,580円、ペア19cm皿は8,800円といった価格設定です。
参考)https://shop.fukuya-dept.co.jp/goods/list.html?pnum=1

 

期間限定の特別セットも魅力的で、和皿2枚と角小鉢2個のセットが通常よりお得な11,000円で提供されることもあります。また、朝ごはんペアセット(飯碗2個・和皿2個・角豆皿2個の計6点)が特別価格16,500円で販売されるなど、セット購入がお得になるキャンペーンも定期的に開催されています。
参考)https://shopblog.dmdepart.jp/nagoya/detail/?cd=113959amp;scd=001936

 

ふるさと納税の返礼品としても採用されており、組鉢が寄付金額22,000円、ペア湯呑が寄付対象となるなど、贈り物としても人気があります。
楕円和皿は定番の和食からスイーツまで使い勝手が良く、重ねてスタッキングできる点も魅力です。22cmボウルは程よい深さがあり、ちゃんぽんなどの麺料理やサラダにも使えます。シンプルなかたちの湯呑は、お湯呑としてだけでなく、蕎麦猪口やヨーグルト入れなどにもお使いいただけます。

深川製磁 ブルーワイナリーのお手入れ方法と長持ちの秘訣

ブルーワイナリーシリーズの大きな特徴は、現代の生活様式に合わせた実用性の高さにあります。金彩が施されていないため、電子レンジや食洗器にも安心して使用できる点が、日常使いの器として高く評価されています。
深川製磁では、一般的な磁器の焼成温度よりも50〜100℃ほど高温となる約1350℃で焼き上げています。この高温焼成により、磁器の強度が増し、丈夫で長持ちする食器となっているのです。13〜14時間にもわたる焼成中は、職人が絶えず火の色を見ながら、最適な温度と窯内の環境を保っています。
かつて深川製磁では、世界の海を渡った船舶用のディナーセットを製造していました。そこで大切だったのは、美しいことはもちろん、揺れで落ちても割れにくく、持ち運びやすく、洗いやすいことでした。この丈夫で長持ちする食器作りのノウハウが、ひとつひとつのうつわに受け継がれているため、日常的に使っても長く愛用できる耐久性を備えています。
磁器だからこそ感じる滑らかな手触りは使うたびに心地良さが伝わり、日々の食卓を彩るだけではなく、洗い心地まで上質な気分を味わっていただけます。
お手入れの際は、食洗器の使用が可能ですが、他の食器とぶつからないよう注意して配置することで、より長くご愛用いただけます。また、電子レンジ加熱の際は急激な温度変化を避け、加熱後は器が熱くなっているため取り扱いに注意が必要です。
生地づくりから絵の具の調合に至るまで、すべての工程を自社で一貫して行うものづくりだからこそ実現できる、美しい磁器肌と高い品質が、ブルーワイナリーの長く使える秘訣となっています。

深川製磁 ブルーワイナリーでテーブルコーディネートを楽しむコツ

ブルーワイナリーシリーズは、和洋問わず様々な料理に調和する汎用性の高さが魅力です。白磁とフカガワブルーのコントラストが料理を引き立てるため、テーブルコーディネートの主役としても脇役としても活躍します。
洋食では、パスタ皿にカルボナーラやペペロンチーノを盛り付けると、白いクリームソースや緑のバジルが青い葡萄柄に映え、レストランのような上品な雰囲気を演出できます。程よい深さのある22cmボウルは、お料理を選ばず手軽に盛り付けられるため、サラダやスープ、麺料理にも最適です。
和食では、飯碗に炊きたての白米を盛り、和皿に秋鮭やひじき煮、明太子などの季節のおかずを添えることで、いつもの朝食がより贅沢な時間になります。楕円和皿は焼き魚や煮物など定番の和食からスイーツまで使い勝手が良く、食卓に彩りを添えてくれます。
家族分揃えると食卓が一層彩り豊かになり、統一感のある美しいテーブルセッティングが完成します。ブルーワイナリーは揃える楽しさもあり、深川製磁の商品をはじめてお使いいただく方におすすめしたいシリーズです。
お料理の下からちらりとのぞく青い葡萄がアクセントとして主役であるお料理を引き立ててくれるため、盛り付けの際は器の柄を活かした配置を意識すると、より美しい仕上がりになります。シンプルなかたちは重ねてもスタッキング性が良く、収納面でも優れています。
おもてなしの場面では、ブルーワイナリーの上品なデザインが品よく、そしてやさしさを感じる空間を演出し、ゲストに特別な時間を提供できるでしょう。
深川製磁公式オンラインストア - ブルーワイナリーシリーズの全商品ラインアップと詳細情報
深川製磁公式サイト - 1650年から続く深川家の歴史と明治期からの窯元としての歩み