あなたが苦労して倒した大壺の騎士3体は、オンライン時には他プレイヤーの最強装備を持って現れ全滅リスクが急増します。
大壺はケイリッド北西の岬、ケイリッド闘技場(コロッセオ)の前に佇む巨大なNPCです。見た目のインパクトは絶大で、陶芸好きの方が見ると「こんなに大きな壺を、どうやって焼いたのか」と思わず考えてしまうほどリアリティのある造形をしています。
大壺へたどり着くには、直接ケイリッドの地表から向かうことができません。必ずシーフラ河を経由する必要があります。まずリムグレイブにある「シーフラ河の井戸」という昇降機を使ってシーフラ河の地下エリアに入り、そこから北上していきます。
シーフラ河を北上すると、インプ像の封印がかかった昇降機が現れます。これを起動するには石剣の鍵が2本必要です。石剣の鍵は商人から購入できますが、1本2,000ルーンと決して安くはありません。2本合計で4,000ルーン。序盤の資金としてはかなりの出費になるので、大壺を目指す前に準備しておきましょう。
昇降機に乗ると「シーフラ河の奥井戸」に出られます。これが大壺のある地表への入口です。
昇降機を上がって祝福「シーフラ河の奥井戸」に触れたら、北西方向に進みます。道中には大弓を装備した巨体のガーディアン・ゴーレムが2体配置されており、射程の長い矢による攻撃が相当痛いです。初見で正面突破しようとすると削られますが、走り抜けることも可能です。
2体のゴーレムをかわすコツを押さえておきましょう。
- 1体目:右手の崖に体をこすりつけるように走り、視界に入らないよう接近してから足元をかすめるように駆け抜ける
- 2体目:まず右手の崖に身を寄せて1発目の矢を防ぎ、2発目は左手の枯れ木の方向に逸れてから走り抜ける
ゴーレムを強引に突破した後、大壺のところまで到達したらプロロ(ロードを挟む操作)を行うとゴーレムがリセットされます。以後は大壺の騎士に挑み直すたびに、ゴーレムと戦わずにすみます。これが基本です。
大壺そのものに話しかけても「…」とほぼ無反応です。しかしその前には赤い召喚サインが3つ現れており、それが大壺の騎士との戦いの始まりになります。
参考:シーフラ河の奥井戸の行き方(game8)
【エルデンリング】シーフラ河の奥井戸|ケイリッドの大壺への行き方 - ゲームエイト
大壺の騎士の戦いで、多くのプレイヤーが「想像以上に手強かった」と感じる最大の理由があります。オンライン状態だと、騎士たちは他プレイヤーのキャラクターデータをランダムで参照して装備・戦力が決まるという仕様です。
つまり、月隠や屍山血河といった強力な武器を構えた高火力NPCが相手になる可能性があります。これは本当に厳しいです。オフラインにするだけで騎士の装備が固定の弱いセットになるため、難易度は大きく変わります。
オフラインに切り替える手順は次の通りです。
1. ゲームを一度終了する
2. 設定メニューから「ネットワーク設定」→「タイトル起動設定」を「オフラインプレイ」に変更
3. タイトル画面に戻ってから再起動する
注意点が1つ。大壺の周辺エリアはオンラインマルチプレイ不可エリアなので、大壺の前でプロロするとオンライン状態でも騎士がオフライン版に切り替わります。これを利用すれば、設定変更なしで固定版に挑むことができます。
オフライン版の騎士3体の詳細は以下の通りです。
| 召喚サイン | 装備・特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 左(魔法剣士) | エストック(魔力派生)+しろがねの杖 | 魔術の輝剣・カーリアの円陣を頻繁に使用。パリィも持つ |
| 中央(短剣盗賊) | 慈悲の短剣+バックラー | パリィ・致命攻撃を積極的に狙ってくる。当たると即死の可能性あり |
| 右(筋バサ) | グレートメイス+失地騎士の盾 | 動きが単純で最も倒しやすい。祈りの一撃と拒絶を使用 |
順番は任意ですが、右の筋バサ型から倒すと安定感が増します。中央の短剣型はパリィを頻繁に狙ってくるため、迂闊な近接攻撃は禁物です。
最も簡単な倒し方は落下死を狙うことです。大壺周辺は崖に囲まれているため、崖際で待ち、近づいてきた敵をジャンプ攻撃などで押し出すと落ちてくれます。崖際の木の上に乗って敵を誘導する方法は、何もしなくても敵が自滅することがあるほど効果的です。
正攻法で挑む場合は重量系武器やジャンプ攻撃が有効です。相手はボスではなくNPCのため強靭値が低く、大剣や特大武器で怯みを取りながら戦えます。
3体すべてを1度も死なず、ロードを挟まずに倒しきることが条件。途中で倒れたり、祝福に戻ると最初からのやり直しになります。プレッシャーは高めですね。
参考:大壺の騎士の攻略と倒し方(GameWith)
【エルデンリング】大壺の騎士の攻略と倒し方 - GameWith
3体の騎士を連続で倒した後、大壺に話しかけると無言のままタリスマン「大壺の武具塊」がもらえます。これが強いです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 大壺の武具塊 |
| 重量 | 1.5 |
| 効果 | 装備重量の上限をとても大きく上昇させる(約1.2倍) |
装備重量が約1.2倍になるということは、持久力に応じてその恩恵の絶対量が変わります。たとえば持久力を上げて装備重量が80の場合、このタリスマン1つで96まで拡張されます。差分16という数字は、重量の重い鎧をもう1枚着込めるくらいの余裕に相当します。
このタリスマンは特に重量級の武器や防具を使いたいプレイヤーにとって手放せない存在です。重装騎士ビルドや筋力特化ビルドなら、装備スロットに入れておくだけで行動キャップの余裕が広がります。
陶芸の視点でこのタリスマンのアイコンを眺めると、丸みのある壺の胴体部分に亀裂の紋様が入ったデザインが印象的です。武器の「塊」という言葉が示す通り、力強さと重量感を陶芸的な造形で表現しているのがわかります。
ただし、このタリスマン1本に頼りすぎると、他のスロットを圧迫してしまいます。持久力のレベルアップと組み合わせることで、タリスマンスロットを他の強化に充てられます。自分のビルドとのバランスを見て使うかどうかを検討するのがベストです。
参考:大壺の武具塊の効果と入手方法(ゲームエイト)
【エルデンリング】大壺の武具塊の効果と入手方法 - ゲームエイト
エルデンリングで最もミステリアスなキャラクターの一つが、この「大壺」です。話しかけても「…」としか返さず、攻撃しても一切ダメージを与えることができません。殺害も敵対も不可能な、唯一無二の存在です。
壺人という存在は、陶芸を愛するすべての人に衝撃を与えます。そのデザインは「生きている壺」そのもので、顔がなく、目も耳も口もないのに、しっかりと見聞きして喋ります。胴体は明らかに手作りの土器を思わせる質感で、造形美という観点では非常に完成度の高いキャラクターです。
中身については、DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」でついに明らかになりました。壺人の中身は罪人の肉と巫子(みこ)を切り刻んで詰めたものでした。つまり大壺は、罪人を「善き人に生まれ変わらせる」ための器として、角人という民族によって作られた文化的産物なのです。
アイテムテキストにはこう書かれています。
> 「中身肉」:善き人になるために切り刻まれ、大壺に詰め込まれた罪人どものなれの果てである
それでも壺人が皆善良であり、プレイヤーに友好的なNPCとして登場することは、この製法の「目的」が達成されているという解釈ができます。タリスマン「友なる壺」のテキストには「壺たちは皆善良である。あるいはそれこそが彼らが作られた理由であったろうか」とあります。
陶芸の世界で言う「焼成」のプロセスが、このゲームでは「罪人の変容」に置き換えられているとも読み取れます。粘土を火で焼き、不純物を取り除いて純粋な形を生み出す陶芸の哲学と、ゲーム内の壺作り文化が不思議な形で重なります。意外ですね。
壺はケイリッド闘技場(コロッセオ)の前に立っていることも重要です。戦いの場を守護する存在として、直径や高さが大人の人間よりも大きい規格外のサイズを誇ります。ジャンプ攻撃以外の一切の近接攻撃を弾くという防御性能も、単なるNPC設定を超えた「絶対的な存在」としての演出です。
参考:壺人の謎を追う考察記事(Game Watch)
【特集】「エルデンリング」自由研究!「壺人」の謎を追うことで見えてくるエルデンリングの世界 - Game Watch
陶器や焼き物に関心を持つ方だからこそ気づける視点があります。大壺のデザインを陶芸目線で眺めてみると、いくつかの興味深い特徴が浮かび上がります。
まず形状です。大壺の胴体は丸みを帯びた卵型で、口縁部は広く開いています。これは実際の陶芸における「大壺」の古典的なフォルムと非常に近い形です。日本の縄文土器や弥生土器にも見られる基本形で、内部に大きな容積を持ちながら安定感のある構造です。
表面の質感も注目ポイントです。ゲーム内の大壺には、素焼きに近い土肌の質感が再現されており、施釉(うわぐすり)をかけていない赤茶色の陶土の雰囲気があります。これは古代の壺に多く見られる無釉焼きに相当します。光が当たったときの陰影の出方が、実際の焼き物の表面に近いリアリティを持っています。
大きさのスケール感も興味深いポイントです。大壺の高さは人間キャラクターの3〜4体分ほどもあります。現実の陶芸では、高さ1mを超える大壺を作るだけで相当な技術が必要です。轆轤(ろくろ)で成形できるサイズには限界があり、手びねりや板状の粘土を積み上げるたたら成形を組み合わせる必要があります。それ以上の大きさになると、分割して成形→接合→乾燥→本焼きというプロセスを経ることになります。
ゲーム内の大壺は現実に存在するすべての陶器を軽く超えたサイズです。これはフィクションだからこそ実現できた「夢の大壺」と言えます。
装飾性の観点でも面白い特徴があります。大壺の外側には特別な文様や彫刻は確認されていませんが、シンプルであることが逆に迫力を生んでいます。日本の備前焼や信楽焼のような「飾らない美」に通じるものがあります。焼き物の世界では「形そのもの」「土そのもの」に美を見出すという考え方があり、大壺のデザインはそれに近い哲学を感じさせます。
陶芸好きの視点から見ると、エルデンリングの壺は「壺という形そのものへの深い敬意」が込められたデザインだと言えるでしょう。ゲームのキャラクターでありながら、陶芸の本質的な美意識を反映している点は、制作チームの造形センスの高さを示しています。
実際の参考として、信楽焼の大壺(滋賀県・信楽陶芸の森)は高さ130cmほどで国内最大級とされていますが、大壺(エルデンリング)はその数倍。現実では到達できないスケールの器を、ゲームが実現しているということです。
参考:エルデンリングの壺人考察(はてなブログ)
「残酷な角人文化、大壺。マリカ、裏切りの理由」エルデンリング考察 - はてなブログ