バーミキュラオーブンポット 2の特徴と無水調理の魅力

バーミキュラオーブンポット 2は、鋳物ホーローの無水調理に革命をもたらした鍋です。陶磁器好きが注目するその素材感と調理性能、サイズ選びのポイントを徹底解説。あなたにぴったりの一台は見つかりますか?

バーミキュラオーブンポット 2の全貌と選び方ガイド

鋳物ホーロー鍋は「重くて扱いにくい」はずなのに、バーミキュラオーブンポット 2は陶器を持ち上げるような感覚で使えます。


バーミキュラオーブンポット 2 3つのポイント
⚖️
約30%の軽量化を実現

旧モデルの22cmは4.2kgでしたが、オーブンポット 2では2.9kgに。ノートPC1台分(約1.3kg)もの差があり、毎日の調理が格段にラクになりました。

🔥
無水調理×瞬間蒸発=無水ベイク

食材の水分を閉じ込める「無水調理」と余分な水分を飛ばす「瞬間蒸発」を同時実現。無水カレーの調理時間が約70分→約45分に短縮されました。

🎨
8色・深型と浅型のラインナップ

MINIの14cmから26cmまでサイズ展開。深型は煮込み料理、浅型は炒め・焼き物に適したフォルムで、用途に応じた一台が選べます。


バーミキュラオーブンポット 2が陶磁器好きに刺さる理由


陶磁器の世界に魅了されている方には、素材の持つ「熱の伝わり方」や「保温性」へのこだわりが強い傾向があります。バーミキュラオーブンポット 2が使う「鋳物ホーロー」は、その感覚ととても近い性質を持っています。


鋳物(鋳鉄)は、鉄を1500℃で溶かして型に流し込んで成形した素材です。その表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものが「ホーロー加工」であり、陶磁器の釉薬仕上げと工程がよく似ています。バーミキュラでは、この焼成を800℃で繰り返し行い、膜厚わずか0.3mmのホーローを均一に塗布するという職人技が施されています。陶磁器の窯仕事と重なるような、緻密な工程が魅力のひとつです。


さらに陶磁器ファンが共感しやすいのが、表面の質感です。バーミキュラオーブンポット 2のカラーラインナップには「プレミアムマットコーティング」と呼ばれる仕上げがあり、まるで陶器のようなマットで上質な質感を持っています。マットリネンベージュ、マットカモミールイエロー、マットクラウドピンクといったカラーは、陶磁器の器棚に並べたくなるような落ち着いた色合いです。


この鍋の製造を担う愛知ドビー株式会社は、1936年創業の老舗鋳造メーカーです。「町工場から世界最高の製品を作りたい」という職人精神のもと、0.01mmの精度でフタと本体を密着させる精密加工を実現しました。この密閉性の高さは、陶製の火鍋や土鍋が食材の蒸気を閉じ込めて旨みを引き出す原理と通底しています。スロークッキングで素材と向き合う感覚は、陶磁器の器で料理を楽しむ文化と同じ方向性を持っていると言えます。


つまり陶磁器の世界観です。


参考:バーミキュラ公式のブランドと製造背景について
新時代の鋳物ホーロー鍋 新製品「バーミキュラ オーブンポット2」|PR TIMES


バーミキュラオーブンポット 2の新技術「瞬間蒸発ホーロー」と無水ベイク

旧モデルであるオーブンポット 1との最大の違いは、「瞬間蒸発ホーロー」の採用にあります。これは、バーミキュラのフライパンシリーズで育まれた技術を鍋に応用したものです。


鍋の内側に施された特殊なホーロー加工が、食材から出る余分な水分を瞬時に蒸発させます。一般的なホーロー鍋では、食材の水分が鍋底に溜まりがちで、炒め物がベチャッとなるのは避けられませんでした。しかしオーブンポット 2では、鍋底に水分がほとんど残らず、シャキッとした炒め物や、表面が香ばしく中がジューシーな焼き料理が鍋で実現します。これは使えそうです。


「無水ベイク」は、この瞬間蒸発性能と従来の無水調理を掛け合わせた、オーブンポット 2が初めて可能にした調理法です。手順はシンプルで、まず食材を鍋底で約1分焼き付け、フタをして5〜10分無水調理するだけ。たとえばたまねぎを丸ごと一個入れてこの方法で仕上げると、表面はしっかりと焼き色がつき、内部はとろけるように甘くなります。外側で水分を蒸発させて旨みを凝縮しつつ、内部では野菜自身の水分だけで蒸し上げるため、水や油、調味料をほとんど使わずにプロ級の仕上がりが得られます。


無水調理の時間短縮効果も見逃せません。旧モデルで約70分かかっていた無水カレーが、オーブンポット 2では約45分に短縮されています。これは肉厚が3mmから1.8mm(最薄部)へと薄くなり、熱効率が向上したためです。カレーを作る時間が1回あたり25分短縮される計算で、週に1回作るとすれば年間で約22時間の節約になります。お金と時間を大切にしたい方には大きなメリットですね。


参考:無水ベイクの仕組みと調理法の解説
世界一、素材本来の味を引き出す鍋 オーブンポット 2|バーミキュラ公式サイト


バーミキュラオーブンポット 2のサイズ・深型と浅型の違いと選び方

オーブンポット 2は現在、MINI(14cm)、18cm、22cm、26cm、そしてSOUP POTの5展開です。さらに18〜26cmには「深型」と「浅型」の2タイプがあり、購入前にどちらが自分に合うかを確認しておくことが大切です。


深型と浅型の使い分けは、調理スタイルで決まります。



















タイプ 向いている料理 特徴
🍲 深型 カレー・シチュー・炊飯・スープ・煮込み 容量が多く、煮汁が飛び散りにくい
🥩 浅型 炒め物・無水ベイク・塊肉の焼き付け・すき焼き 間口が広く食材を広げやすい、オーブンにも入れやすい


サイズ選びには、人数と使用頻度が重要な指標になります。1〜2人暮らしなら18cm、4人家族の定番調理なら22cm、ホームパーティーや炒め物をよく作るなら26cmが目安です。22cmの深型(セルフスタンディングリッド)は税込29,700円(※発売当初価格)で、容量は3.5Lとたっぷり4人分のカレーが作れる標準サイズです。重さは2.9kgで、これは中型のスイカ一個分より軽い感覚です。


初めてのバーミキュラとして迷うなら22cm深型が基本です。


まず1本選ぶなら、煮る・炊く・スープ・炒めなど幅広い料理に対応できる22cmの深型から入り、気に入ったら浅型や別サイズを追加するという順序がおすすめです。


参考:サイズ・深型浅型の選び方をまとめたブログ記事
バーミキュラ オーブンポット2のサイズの選び方|浅型と深型の違い


バーミキュラオーブンポット 2のお手入れと「縁のサビ」問題の対処法

バーミキュラオーブンポット 2を長く使う上で、知っておかないと損するポイントが「縁のサビ」問題です。


フタと本体の合わさる縁の部分(黒い金属が露出している箇所)は、密閉性を高めるためにホーロー加工が施されていません。鋳物がむき出しになっているため、水分が残ったまま放置するとサビが発生することがあります。これはバーミキュラ公式も認めているデメリットです。厳しいところですね。


ただし、対処法を知っていれば防ぐのは難しくありません。



  • 🧽 通常の洗い方:中性洗剤と柔らかいスポンジで洗い、縁の水分をしっかりふき取る。洗った後はフタを外した状態で自然乾燥させると安心です。

  • 🫒 サビ予防の油ケア:使い始めの数回と、しばらく使わない場合は縁に食用油(サラダ油など)を薄く塗っておく。これだけで酸化を防ぐ保護膜になります。

  • 🧴 サビが出てしまったら:中性洗剤と柔らかいスポンジで擦ると大抵は落ちます。それでも落ちない場合は、市販のクリーム状サビ取り剤(キッチン用)を使うと簡単に取れます。なお、鋳鉄のサビは人体に無害なので、万が一口に入っても健康上の問題はありません。

  • 🔥 焦げ付きには重曹:鍋に水と小さじ2〜3杯の重曹を入れ、フタを開けたまま中火で10分沸騰させます。冷めると焦げが浮いてくるので、スポンジで軽く洗えばOKです。


さらに知っておきたいのが「リペアプログラム」と「リクラフトプログラム」です。長年使い込んでホーローが傷んできた場合は、バーミキュラ公式の有料修理サービス「リペアプログラム」でホーローを全面的に塗り直し、新品同様に戻すことができます。また「リクラフトプログラム」では、旧モデルを溶かして新たにオーブンポット 2として生まれ変わらせたり、サイズ変更を行うことも可能です(費用は定価の約8割程度)。鋳物という素材は100%リサイクルできる点も、陶磁器と同様に「一生使う道具」として向き合える魅力です。


お手入れを正しく覚えれば一生モノです。


参考:バーミキュラ公式のお手入れガイド詳細
サビのお手入れ方法→中性洗剤でキレイに!&食用油でケア|バーミキュラ公式


バーミキュラオーブンポット 2と陶器・土鍋の違いを深堀り:素材から見た独自視点

陶磁器好きの方が「なぜバーミキュラなのか」を理解するには、土鍋・陶器鍋との素材比較がとても参考になります。よく使われる調理用の素材を並べると、それぞれの個性が際立ちます。
































素材 蓄熱性 密閉性 瞬間加熱 IH対応
🏺 土鍋・陶器鍋 ◎ 高い △ 低〜中 ✕ 弱い ✕ 多くは不可
🍳 鋳物ホーロー(バーミキュラ) ◎ 非常に高い ◎ 非常に高い(0.01mm精度) ◯ 良好 ◎ 全対応
🥘 ステンレス鍋 △ 低め △ 中程度 ◎ 速い ◎ 対応


土鍋が遠赤外線効果と蓄熱性で食材をじっくり温める点は、鋳物ホーローと似ています。両者とも「じっくり」「素材本来の旨み」という調理哲学を持っています。ただし密閉性という点では、バーミキュラが圧倒的に優位です。0.01mmという精度は、一般的な土鍋には到底実現できないレベルで、この密閉性が無水調理を可能にしています。


実際、土鍋での無水調理は構造上難しく、水分や香りが少しずつ逃げていきます。一方、バーミキュラは密閉した鍋の中で水蒸気が激しく対流し、素材の外側からも熱が加わることで、短時間で旨みを引き出せます。テーパーエアタイト構造と呼ばれる、フタと本体の合わせ面に微妙な傾斜を持たせた設計がこれを実現しています。


陶磁器の釉薬がガラス質で表面をコーティングし、食材の酸やアルカリに強くなるのと同様に、バーミキュラのホーロー加工も同じ役割を果たします。バーミキュラでは安全性への配慮から、カドミウム等の有害物質を含むホーローを一切使用していません。そのため「濃い赤・濃いオレンジ・濃い黄色」のカラー展開はなく、安全な素材のみでつくられた8色が揃っています。安心ですね。


陶磁器の器を使う感覚で鍋を選ぶなら、バーミキュラは素材・製法・美しさのすべてが陶磁器好きの価値観と重なる一台です。毎日の食卓に並べたくなる道具として、長期的に付き合える相棒になるでしょう。


参考:バーミキュラのホーロー安全性・有害物質不使用についての公式FAQ
よくあるご質問 | Vermicular(バーミキュラ)公式サイト




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