尾去沢鉱山アクセス完全ガイド|駐車場・料金・見学時間を解説

秋田県鹿角市にある史跡尾去沢鉱山への行き方を徹底解説。車や公共交通機関でのアクセス方法、駐車場情報、営業時間、料金、周辺観光まで網羅した完全ガイドです。1300年の歴史を持つ鉱山跡への旅を計画している方は必見の情報が満載ですが、あなたは効率的なルートを知っていますか?

尾去沢鉱山アクセス情報

尾去沢鉱山へのアクセス方法
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車でのアクセス

東北自動車道・鹿角八幡平ICから約10分、駐車場無料(550台収容)

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公共交通機関

JR花輪線・鹿角花輪駅からタクシーで約10分、徒歩は約30分

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料金と営業時間

大人1,200円、夏季9:00~17:00、冬季9:00~15:30

尾去沢鉱山への車でのアクセス方法

 

車で尾去沢鉱山を訪れる場合、東北自動車道の鹿角八幡平インターチェンジが最寄りの高速道路出口となります。インターチェンジを降りてから県道282号線を経由して約10分から20分程度で到着します。十和田湖方面からは約1時間15分、八幡平方面からは約1時間でアクセス可能です。

 

参考)交通方法・地図

駐車場は普通車で最大550台、大型バスも数台停められる広大なスペースが用意されており、利用料金は無料です。ゴールデンウィークや夏休み期間などの繁忙期には混雑する可能性があるため、早めの到着を心がけると良いでしょう。駐車場から施設入口までは徒歩すぐの距離にあり、アクセスは非常に便利です。

 

参考)史跡尾去沢鉱山の見どころは?歴史や坑道見学、アクセス方法まで…

カーナビゲーションシステムを利用する場合は、住所「秋田県鹿角市尾去沢字獅子沢13番地5」または電話番号「0186-22-0123」で検索すると正確に目的地が表示されます。道路は整備されており、初めて訪れる方でも迷わずに到着できるルートとなっています。

 

参考)史跡尾去沢鉱山(秋田県鹿角市)|東北の観光スポットを探す

尾去沢鉱山への公共交通機関でのアクセス

公共交通機関を利用する場合、JR花輪線の鹿角花輪駅が最寄り駅となります。駅から尾去沢鉱山までの直通バスは運行されていないため、タクシーを利用するか徒歩でのアクセスとなります。タクシーを利用した場合、所要時間は約10分、料金は2,000円前後が目安です。

 

参考)https://www.jalan.net/kankou/spt_05209ae3342045256/

徒歩でのアクセスは約30分の道のりとなりますが、健脚に自信がある方や時間に余裕がある方にはおすすめです。駅前の観光案内所ではレンタサイクルのサービスも提供されており、自転車を利用すれば快適にアクセスできます。山間部への道のりとなるため、歩きやすい靴を選び、天候にも注意が必要です。

盛岡駅前からは大館行きの高速バスが運行されており、約1時間30分で鹿角花輪駅に到着します。遠方から訪れる場合は、この高速バスと現地でのタクシーやレンタサイクルを組み合わせたアクセス方法が効率的です。時刻表は事前に確認しておくと安心でしょう。

尾去沢鉱山の営業時間と料金体系

尾去沢鉱山の営業時間は季節によって異なります。夏季(4月1日から10月31日)は9:00から17:00まで、冬季(11月1日から3月31日)は9:00から15:30までとなっています。観光坑道や各種体験の最終受付は、夏季が16:30、冬季が15:00となるため、時間に余裕を持った訪問計画が必要です。

 

参考)鹿角市鉱山歴史館

観光坑道の入場料金は、大人1,200円、シニア(65歳以上)1,100円、中高校生900円、小学生700円、未就学児は無料です。20名以上の団体の場合は1割引きの団体料金が適用されます。坑道見学だけでなく、純金砂金採り体験(高校生以上800円、中学生以下600円)や天然石掘り体験(600円から)などの追加体験も楽しめます。

 

参考)石切沢通洞坑コース

冬季は毎週水曜日が定休日となりますが、年末年始や祝祭日は営業しています。鉱山歴史館は入館無料で、尾去沢鉱山で採掘された貴重な鉱石類や江戸時代の史料、坑道の模型などが展示されており、見学前に訪れると理解が深まります。予約制の鉱山ガイドサービス(1名につき20名まで2,000円)も利用可能です。

尾去沢鉱山の坑道見学の所要時間と見どころ

観光坑道の総延長は1.7kmにおよび、見学コースは標準コース(1.1km)で約30分から40分、特別コース(1.7km)で約40分から50分の所要時間が必要です。坑道内では約900万年前の地殻が露出しており、国内最大級の銅鉱脈採掘跡を間近で体感できる貴重な機会となっています。

 

参考)史跡 尾去沢鉱山 - Wikipedia

江戸時代の手掘り坑道や近代の採掘跡、運搬設備、坑内事務所など、異なる時代の鉱山の様子を見学できる点が大きな魅力です。坑道内は年間を通して気温が一定に保たれているため、夏は涼しく冬は暖かく感じられます。ただし、夏場でも坑道内は15度前後と涼しいため、上着を持参することをおすすめします。

 

参考)史跡 尾去沢鉱山

音声ガイドが用意されているため、個人で訪れても詳しい解説を聞きながら見学できます。坑道内は一部段差や狭い通路もあるため、動きやすい服装と歩きやすい靴での訪問が推奨されます。車椅子対応のスロープも設置されており、バリアフリーにも配慮された施設となっています。

 

参考)https://www.kkc.or.jp/plaza/shisetsu-G/?mode=showamp;id=108

尾去沢鉱山で採掘された鉱石の種類と特徴

尾去沢鉱山は新生代新第三紀のグリーンタフや火成岩を貫く鉱脈型鉱床で、東西2km、南北3kmにもおよぶ巨大な鉱区を有していました。主要な鉱石は黄銅鉱で、閃亜鉛鉱方鉛鉱なども採掘されており、金、銀、銅、鉛、亜鉛など多様な金属資源が産出されました。

 

参考)http://www.eeyan.biz/specimen/osarisawa/osarisawa.html

尾去沢鉱山産の銘柄品として特に有名なのは、5cmにもおよぶ透明度の高い閃亜鉛鉱美晶(べっこう亜鉛)、最大2cmのピンク色菱マンガン鉱菱面体群晶、10cmの白色板状重晶石結晶、20cmにもおよぶ淡紫水晶、5cmの黄鉄鉱結晶などです。これらは日本産鉱物の代表格として、鉱物愛好家の間で高く評価されています。

鉱山歴史館では、黄銅鉱鉱石をはじめとする実際に採掘された貴重な鉱石類が展示されています。黄銅鉱は黄鉄鉱に比べて黄色が強く金色に輝く特徴があり、見分けることができます。晶洞(ガマ)が多く、石英など多くのきれいな鉱物の結晶が産出したことも尾去沢鉱山の特徴です。

尾去沢鉱山公式サイト - 鉱山の詳細情報や最新のイベント情報を確認できる公式ウェブサイト
クリスタルポケット - 尾去沢鉱山で産出された鉱物の詳細な一覧と写真を掲載しているサイト

尾去沢鉱山周辺の観光スポットと宿泊施設

尾去沢鉱山の周辺には、十和田湖や八幡平などの有名観光地があります。十和田湖までは車で約1時間15分、八幡平までは約1時間とアクセスが良く、周遊観光のルートに組み込むことができます。また、鹿角市内には縄文時代の遺跡である大湯環状列石(ストーンサークル)などの歴史的スポットも点在しています。

宿泊施設としては、車で10分から20分圏内に湯瀬温泉や大湯温泉などの温泉地があり、「四季彩り秋田づくし湯瀬ホテル」「亀の井ホテル秋田湯瀬」「ホテル鹿角」「龍門亭千葉旅館」などが利用できます。温泉旅館に宿泊すれば、鉱山見学の疲れを癒すことができるでしょう。

 

参考)https://www.jalan.net/kankou/spt_05209ae3342045256/yad/

鹿角市の市街地である花輪商店街周辺には、「ホテルガーデンかわむら」「Tabistお宿ちとせ」などのビジネスホテルや民宿もあり、予算や旅のスタイルに応じて選択できます。施設内には土日祝日限定でレストハウス(お食事処)も営業しており、軽食や地元の郷土料理を楽しむことができます。冬季は休業となるため、事前の確認が必要です。

 

参考)https://www.akita-tourism.com/member/content/27

 

 


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