燃費低下や異音が気になる方は必見です。
市販の洗浄剤を使うとエンジン不調になるリスクがあります
エンジンの燃焼室にカーボンが堆積する主な原因は、ガソリンの不完全燃焼です。特に直噴エンジンでは、燃焼室内に直接ガソリンを噴射するため、シリンダー内壁に付着した燃料が完全に気化できず、カーボン(PM:粒子状物質)が発生しやすい構造となっています。
参考)https://bg-item.shop/blogs/blog/enginecarbon_removal
走行3~4万kmでかなりのカーボンが付着し、エンジン不調を引き起こすケースが多く報告されています。カーボンが蓄積すると、ピストンやバルブ、インジェクターの性能が低下します。
参考)燃焼室カーボン除去の必要性|修理・車検|RS-UNO &#8…
つまり放置すると深刻です。
具体的な症状としては、アイドリング音や振動の増加、燃費の悪化、黒煙の発生、エンスト、出力低下などが挙げられます。これらの不具合はピストンリングの固着や機能不全、バルブの噛み込み、ブローバイガスの増加など、さまざまな連鎖的トラブルを引き起こす原因となります。
参考)水素ガスカーボンクリーン
水素ガス洗浄は、エンジンを分解せずにカーボンを除去できる最も安全で効果的な方法です。専用装置で水を電気分解して水素と酸素の混合ガスを生成し、それをエンジン内部に一定量流入させることで、燃焼効率を格段に向上させながらカーボンを完全燃焼させます。
参考)エンジン燃焼室クリーニング
- カーボン除去で燃費や性能を改…
施工時間はバイクで15~30分、軽・小型車で20~30分、乗用車で30~50分、大型トラックや船舶で60~90分程度です。エアクリーナーからホースを差し込んでエンジンを始動し、30分程度稼働させるだけで完了します。
参考)「水素」でカーボンスラッジを取り除くエンジンクリーニング・環…
短時間で効果を得られますね。
化学薬品を一切使用しないため、エンジンや吸排気系、触媒などへの損傷リスクがゼロである点が大きな特徴です。排出されるのは水とススだけで、環境への影響も最小限に抑えられます。実証実験によるエビデンスも蓄積されており、診断機で施工前後の目標燃料噴射量を測定すると、明確な改善効果が確認できます。
エンジン燃焼室クリーニング - カーボン除去で燃費や性能を改善
水素酸素混合ガスカーボンクリーニングの詳細な施工事例と価格表が掲載されています。施工前後の目標燃料噴射量の変化など、実証データも確認できます。
ガソリン添加剤によるカーボン除去は、給油時に燃料タンクに入れるだけという手軽さが魅力ですが、効果と安全性には注意が必要です。特に市販のエンジンクリーナーをプラグホールから直接注入する方法は、アイドリング不調や圧縮低下を引き起こすリスクがあります。
参考)【検証失敗】市販の「カーボン洗浄剤」でエンジン不調に?分解し…
実際に市販のカーボン洗浄剤を使用した検証では、CB125Tがアイドリング不調と圧縮不良に陥り、最終的にはエンジンオーバーホールが必要となった事例が報告されています。エンジンを分解して直接ピストンを洗浄しても、固着したカーボンは簡単には取れない状態でした。
これは痛い教訓です。
効果的な添加剤を選ぶなら、新世代特殊PEA(ポリエーテルアミン)純度100%の製品が推奨されます。CCDの生成抑制や除去において、一般PEAを含む従来の添加剤よりも優れた分子構造を持ち、高濃度3200ppm程度の添加で吸気バルブの汚れを平均約30%除去できる効果が確認されています。添加後は規定量を燃料タンクに入れ、エンジンを暖機後にブリッピングや高回転で回し続けることで効果が高まります。
参考)https://products.ohplus.jp/products/ga-01_c/
エンジンオーバーホールによる分解洗浄は、最も徹底的にカーボンを除去できる方法です。シリンダーヘッドを取り外して、バルブの傘からピストンヘッドまで隅々までカーボンを除去できるため、他の方法では落としきれない頑固なカーボンも完全に取り除けます。
作業はカムカバーを外してバルブの開閉状態を確認し、プラグホールからエンジンコンディショナーを注入、エア圧で掃気・拡散塗布・排出させる手順で進めます。シリンダーヘッド本体は取り付けたままでも施工可能なため、完全分解よりは手間が軽減されます。
どういうことでしょうか?
ピストンヘッドの状態をプラグホールから目視確認すると、カーボン除去後はピカピカの銀色に変化しており、効果を直接確認できます。ただし、エンジンオイルが汚損する影響があるため、作業後には必ずオイル交換を行う必要があります。費用は掛かりますが、同時にピストンやピストンリング、バルブの交換・すり合わせなども行えるため、エンジンの総合的なメンテナンスとしては有益です。
ドライアイス洗浄という選択肢もあります。ドライアイスの小さなペレットを吹き付けてスラッジにぶつけ、その衝撃や昇華のエネルギーで除去する方法で、昇華後は二酸化炭素になるためエンジンに影響がありません。ガソリン・ディーゼル合わせて千台以上の実績があり、エンジンにノーダメージで短時間に完璧に除去できる点が評価されています。
参考)直噴エンジンのカーボン除去対策3つ!高回転で回しオイル交換の…
各カーボン除去方法の費用を比較すると、最も手軽なのはガソリン添加剤で、1本あたり数百円~数千円程度です。ただし効果は緩やかで、継続使用が前提となるため、長期的なランニングコストは考慮が必要です。
参考)自動車整備士お役立ち情報
水素ガス洗浄の施工価格は、バイクが9,000円、軽・小型車が15,000円、乗用車(~3,000ccクラス)が20,000円、大型トラックが33,000円からとなっています。部品交換よりもコストを安く抑えられる点がメリットです。
参考)エンジン燃焼室クリーニング
- カーボン除去で燃費や性能を改…
コスパが良いということですね。
エンジン分解によるカーボン除去は、作業内容により大きく異なりますが、一般的に10万円以上かかるケースが多く、最も高額な選択肢となります。施工頻度については、たくさん蓄積してからでは綺麗に落とすことは不可能なため、1万kmごとの除去が推奨されています。特に直噴エンジンでは走行3~4万kmでかなりのカーボンが付着してエンジン不調になるため、早期の定期メンテナンスが重要です。
カーボン除去とオイル交換はセットで行うのが基本で、オイル交換時期のタイミングで実施するのがベストとされています。初回から2回目までは半年ごと、それ以降は1年に1度の目安で施工すると、その都度レスポンス改善を実感できます。
カーボンの蓄積を遅らせるには、日常的な運転方法の工夫が効果的です。エンジンを高温状態に保つために10分以上の走行を心がけ、定期的に高回転まで回すことが重要です。エンジン回転数が高い状態では排気ガスのエネルギーも高く、それが循環してくる吸気側にも一定の効果が見込めます。
流れの速い空気の流れはスラッジの脆い箇所を剥がすことができるため。
早めのオイル交換も有効な手段です。直噴ターボエンジンに関しては、カーボンに関係なく5,000kmごとのエンジンオイル交換が必要とされており、この規定を守るだけでも効果があります。清浄剤入りのハイオクガソリンを使用することも、カーボン堆積を防ぐ有効な対策となります。
参考)「エンジン内に付着するカーボンを防ぐには?」 - webCG
年1回程度の燃料添加剤使用を組み合わせることで、エンジンを良好なコンディションに保てます。エンジンが温まるまで走行し、定期的に高回転まで回し、燃料添加剤を併用するという3つの習慣が予防の基本です。
ただし完全には防げません。
2サイクルエンジンの場合はカーボンが溜まりやすい構造のため、定期的にシリンダヘッドを分解してピストンヘッドのカーボンをスクレーパーで落とすメンテナンスが望ましいとされています。日常的な予防策を実施しつつも、走行距離に応じた定期的なカーボン除去メンテナンスを計画的に行うことが、エンジンの性能と寿命を保つ最善の方法です。
直噴エンジンのカーボン除去対策3つ!高回転で回しオイル交換で予防
直噴エンジン特有のカーボン蓄積メカニズムと、高回転走行やオイル交換による具体的な予防方法が詳しく解説されています。