ドラえもん映画主題歌歴代一覧と名曲ランキング

1980年から続くドラえもん映画の歴代主題歌を徹底解説。武田鉄矢から星野源、Mr.Childrenまで、世代を超えて愛される名曲たちの魅力と隠れた逸話をご存知ですか?

ドラえもん映画主題歌歴代

この記事でわかること
🎵
44作品の主題歌完全網羅

1980年から2025年まで、すべての映画主題歌とアーティストを年代順に紹介

🏆
人気ランキングトップ10

ファンが選んだ名曲ランキングと各曲の制作秘話を詳しく解説

知られざる主題歌の裏話

武田鉄矢の作詞秘話やアーティストたちの思いを特別公開

ドラえもん映画主題歌の歴代一覧完全版

ドラえもん映画は1980年の第1作「のび太の恐竜」から2025年の「のび太の絵世界物語」まで44作品が制作されており、それぞれに印象的な主題歌が存在します。初期作品では大山のぶ代さんや岩渕まことさんが主題歌を担当し、映画の世界観を優しく彩りました。
参考)【最新】歴代ドラえもん映画主題歌の一覧まとめ【2025年】

 

1980年代から1990年代にかけては、武田鉄矢さんが作詞・歌唱で16作品に関わり、ドラえもん映画主題歌の黄金期を築きました。「少年期」「天までとどけ」「雲がゆくのは」など、哀愁漂うメロディと深い歌詞が多くのファンの心に残っています。
参考)映画ドラえもん主題歌ランキングTOP10!あの曲はランクイン…

 

2000年代以降は、小泉今日子さん、矢沢永吉さん、SPEEDなど、当時を代表する人気アーティストが次々と参加。2006年の声優交代後は、スキマスイッチ、BUMP OF CHICKEN、Mr.Children、星野源、あいみょんなど、トップアーティストによる楽曲提供が続いています。

公開年 映画タイトル 主題歌 アーティスト
1980年 のび太の恐竜 ポケットの中に 大山のぶ代、ヤングフレッシュ
1985年 のび太の宇宙小戦争 少年期 武田鉄矢
1992年 のび太と雲の王国 雲がゆくのは 武田鉄矢
2006年 のび太の恐竜2006 ボクノート スキマスイッチ
2011年 新・のび太と鉄人兵団 友達の唄 BUMP OF CHICKEN
2014年 STAND BY ME ドラえもん ひまわりの約束 秦基博
2018年 のび太の宝島 ドラえもん 星野源
2020年 のび太の新恐竜 Birthday Mr.Children
2024年 のび太の地球交響楽 タイムパラドックス Vaundy
2025年 のび太の絵世界物語 スケッチ あいみょん

ドラえもん映画主題歌人気ランキングトップ10

ファン投票による主題歌ランキングでは、秦基博さんの「ひまわりの約束」が圧倒的な支持で第1位を獲得しました。この曲は2014年公開の番外編『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌で、3DCG映画の感動的なストーリーと秦さんの優しい歌声が見事にマッチしています。
第2位には星野源さんの「ドラえもん」がランクインしました。「どどどどどどどどど ドラえもん♪」という印象的なフレーズは、一度聞いたら忘れられないインパクトがあり、大のドラえもんファンである星野さんの愛情が詰まった楽曲です。
第3位は記念すべき第1作目の主題歌「ポケットの中に」で、大山のぶ代さんの歌声が多くの人の心に残っています。武田鉄矢さんが作詞を手がけたこの曲は、子供に夢を与えるドラえもんの存在を象徴する名曲として、今でも色あせない魅力を持っています。

  • 第1位:ひまわりの約束(秦基博)- 映像と歌詞の完璧なマッチングで感動を呼ぶバラード
  • 第2位:ドラえもん(星野源)- 中毒性の高いフレーズと星野源ファンも魅了する楽曲
  • 第3位:ポケットの中に(大山のぶ代)- 第1作目から続く不朽の名曲
  • 第4位:ボクノート(スキマスイッチ)- 心を締めつける美しいメロディーが特徴
  • 第4位:THE GIFT(平井大)- 友情と絆をテーマにした温かい楽曲
  • 第6位:僕の心をつくってよ(平井堅)- 平井堅初のアニメ主題歌として話題に
  • 第7位:未来のミュージアム(Perfume)- 中田ヤスタカプロデュースの幻想的ポップス
  • 第7位:360°(miwa)- 運動会でも使われる明るくポップな楽曲
  • 第9位:風のマジカル(小泉今日子)- 33.1万枚の大ヒットを記録したアイドル楽曲
  • 第9位:友達の唄(BUMP OF CHICKEN)- 幼稚園からの同級生が描く切ない友情の物語

武田鉄矢が手がけたドラえもん映画主題歌の名曲たち

武田鉄矢さんはドラえもん映画史において最も重要な役割を果たした人物の一人です。第1作目から作詞を担当し、16作品に関わってきた武田さんの楽曲は、どれも深い哀愁と郷愁を感じさせる名曲ばかりです。
特に1985年公開の「のび太の宇宙小戦争」の主題歌「少年期」は、ドラえもん史上屈指の名曲と評されています。この曲は小学館発行の『ぼく、ドラえもん』第7号で読者が選ぶ「ドラデミー大賞」主題歌賞に選ばれるなど、評価が非常に高い作品です。武田さん自身も「ドラえもん映画の主題歌の中で一番気に入っている曲」と語っています。
参考)少年期 (武田鉄矢の曲) - Wikipedia

 

藤子・F・不二雄先生も「少年期」の歌詞を見て「えらく喜んで」「むやみに褒めて」くれたというエピソードがあります。武田さんは「F先生が厳しい北陸の町にお生まれになって、どこか郷愁という部分で共振したのかもしれません」と振り返っています。
1992年公開の「のび太と雲の王国」の主題歌「雲がゆくのは」も、心細いような懐かしいような気持ちにさせる名曲として知られています。「あまりにも悩んだ末に、武田鉄矢氏の絡む歌を全曲歌ってみて、一番歌詞を間違えない曲だった」というファンのコメントからも、この曲の印象の強さがうかがえます。
参考)【ドラ好きに聞いた】映画ドラえもんの「主題歌」で、一番好きな…

 

Mr.Childrenが担当したドラえもん映画史上初のダブル主題歌

2020年公開の「のび太の新恐竜」では、Mr.Childrenがドラえもん映画史上初のダブル主題歌を担当しました。「Birthday」と「君と重ねたモノローグ」の2曲を書き下ろし、同バンドが1つの作品に対し主題歌を2曲手がけるのも初めての試みでした。
参考)Mr.Children「映画ドラえもん」初のダブル主題歌担当…

 

この作品はドラえもん連載開始から50年、映画ドラえもん40作目を迎えるメモリアルイヤーの記念作品として制作されました。シリーズ最高興行収入53億7000万円を記録した第38作「のび太の宝島」の監督・今井一暁さんと脚本・川村元気さんが再タッグを組んでいます。
「Birthday」は出会いと冒険を描く物語に寄り添うような、明るく壮大なメロディーで、のび太たちを勇気づけ応援する楽曲になっています。Mr.Childlenメンバー全員がドラえもんファンであることも、この起用の背景にあったと考えられます。

2020年代のドラえもん映画を彩る最新主題歌アーティスト

2020年代に入ってからのドラえもん映画主題歌は、時代を代表する若手アーティストが担当しています。2021年公開の「のび太の宇宙小戦争2021」ではOfficial髭男dismが「Universe」を提供し、2022年公開の「のび太と空の理想郷」ではNiziUが「Paradise」で映画を盛り上げました。
2024年公開の「のび太の地球交響楽」では、Vaundyが主題歌「タイムパラドックス」を担当しました。Vaundyは「毎年映画館へ観に行っていた作品に自分が参加できるなんて。目標のひとつが叶って子供の頃の僕が報われました」とコメントしています。
参考)https://tower.jp/article/news/2023/12/04/tg005

 

「タイムパラドックス」について、Vaundyは「今これを映画館で観る子供たちにとって、20年後も思い出深い曲になってるといいなと思って書いた曲です。最小限の音数で硬度のあるポップスを作ることを意識しながら曲を考えるのが大変でしたが、シンプルで子供の耳にも聞き馴染みがよく、大人になっても深掘りできる音楽構成になったと思っています」と語っています。
2025年公開の「のび太の絵世界物語」では、大のドラえもんファンであるあいみょんが主題歌「スケッチ」を担当することが発表されました。あいみょんは「ついに来た! 夢が叶う!」と喜びを表現し、親交のある水田わさびさんにアフレコ初日にサプライズで報告したところ、「夢がようやく叶ったね」と言ってもらい、泣きながら抱き合ったというエピソードがあります。
参考)「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」あいみょんが主題歌に!…

 

映画ドラえもん公式サイト - 主題歌・挿入歌情報
最新作の主題歌情報や過去作品の楽曲詳細が確認できる公式ページです。

 

映画ドラえもん主題歌大全集 - 日本コロムビア
1980年から2015年までの全62曲を収録した決定版アルバムの詳細情報が掲載されています。