ナルミとノリタケどちらが高級か比較するブランド食器の特徴と歴史

日本を代表する食器ブランド「ナルミ」と「ノリタケ」の違いを徹底比較。歴史、デザイン、価格帯、使用シーンなど多角的に分析し、それぞれの魅力を解説します。あなたのライフスタイルに合うのはどちらのブランド食器でしょうか?

ナルミとノリタケどちらが高級か

ナルミとノリタケの基本情報
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ナルミの特徴

1946年創業の鳴海製陶所が展開するブランド。日本初のボーンチャイナ量産化に成功。シンプルで洗練されたデザインが特徴。

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ノリタケの特徴

1904年創業の老舗ブランド。日本初の西洋食器ディナーセット製造。高級感あふれるデザインと耐久性に定評あり。

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価格帯の比較

ナルミ:2,000円〜10,000円、ノリタケ:1,000円〜20,000円。両ブランドとも幅広い価格帯で展開しており、一概にどちらが高級とは言えない。

ナルミとノリタケの歴史と創業背景

日本の食器ブランドとして世界的に知られる「ナルミ」と「ノリタケ」は、どちらも愛知県に根ざした歴史あるブランドです。両社の歴史を紐解くと、それぞれの特徴がより明確になります。

 

ナルミは、1946年(昭和21年)に愛知県名古屋市緑区鳴海町に設立された鳴海製陶株式会社が展開するブランドです。戦後の混乱期に創業し、日本の洋食器文化の発展に大きく貢献してきました。特筆すべきは、1965年に日本で初めてボーンチャイナの量産化に成功したことです。これにより、それまで少量生産に限られていた高級ボーンチャイナを、より多くの人々に届けることが可能になりました。

 

一方、ノリタケは1904年(明治37年)に愛知県名古屋市で創業した日本陶器合名会社(現・株式会社ノリタケカンパニーリミテド)を前身とする老舗ブランドです。創業者の森村市左衛門は、日本の陶磁器を海外に輸出するビジネスから始め、1914年には日本初の本格的な西洋食器ディナーセットの国産化に成功しました。「ノリタケ」の名前は、工場があった則武(のりたけ)地区に由来しています。

 

このように、ナルミとノリタケはともに日本の陶磁器産業の発展に貢献してきましたが、創業時期には約40年の開きがあります。ノリタケは明治時代から続く老舗として、日本の陶磁器の歴史そのものを体現しているといえるでしょう。

 

ナルミとノリタケのデザインと特徴の違い

ナルミとノリタケは、同じ食器ブランドでありながら、そのデザインや特徴には明確な違いがあります。それぞれのブランドが持つ個性を理解することで、自分の好みやライフスタイルに合った選択ができるでしょう。

 

ナルミの食器は、シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴です。特に「シルキーホワイト」シリーズは、1977年の発売以来のロングセラーで、ボーンチャイナの美しさを最大限に活かした白磁食器として「食卓の白い宝石」と称されています。光を反射しやすいフリット釉を使用しているため、美しい光沢を放ち、野に咲く小花の優美な曲線をイメージしたレリーフ(浮き彫り細工)が施されています。このデザイン性の高さから、「グッドデザイン賞」や「ロングライフデザイン賞」を受賞しています。

 

対照的に、ノリタケの食器は高級感あふれる優雅なデザインが特徴です。特に「オールドノリタケ」と呼ばれる明治時代から戦前にかけて海外に輸出された作品群は、その芸術性の高さから現在でも高い評価を受けています。繊細な絵付けや金彩を施した華やかなデザインは、特別な日の食卓を彩るのに最適です。

 

使用シーンにおいても違いがあります。ナルミは家庭用からホテルやレストラン、旅客機のファーストクラスなど業務用まで幅広く展開しており、日常使いからフォーマルな場まで対応できる汎用性の高さが魅力です。一方、ノリタケは高級ホテルやレストランでの使用を想定した製品が多く、特別な場での使用に適しています。

 

素材面では、ナルミはボーンチャイナを主力としており、その軽さと透光性、強度のバランスが取れた製品を提供しています。ノリタケも高品質な磁器製品を展開していますが、より幅広い素材とデザインのバリエーションを持っています。

 

ナルミとノリタケの価格帯と高級感の比較

ナルミとノリタケの価格帯を比較すると、一概にどちらが高級かを断言することは難しいことがわかります。両ブランドともに幅広い価格帯の製品を展開しており、コレクションやシリーズによって価格は大きく異なります。

 

ナルミの価格帯は一般的に2,000円から10,000円程度で、日常使いからギフト用まで幅広く取り揃えています。特に人気の「シルキーホワイト」シリーズや「ミラノ」シリーズは、比較的手に取りやすい価格で高品質な食器を提供しています。一方で、職人のハンドペイントで作り上げられる「スタジオアート」シリーズなどの高級ラインは、より高価格帯に位置しています。

 

ノリタケの価格帯は1,000円から20,000円以上と、ナルミよりもさらに幅広く展開しています。日常使いの食器から、特別な日のための高級食器まで、多様なニーズに対応しています。特に「オールドノリタケ」と呼ばれるアンティーク市場での価値は非常に高く、コレクターからの需要も高いです。

 

高級感という観点では、ナルミはボーンチャイナの純白で繊細な質感が特徴で、その軽さと透光性が高級食器としての価値を高めています。特にフォーマルなディナーや特別なおもてなしの場にふさわしいとされています。

 

一方、ノリタケは伝統的なデザインと革新的な技術の融合により、日常使いからフォーマルな場まで対応できる多様性を持っています。特に金彩や手描きの絵付けが施された製品は、その芸術性と職人技から高い評価を受けています。

 

結論として、ナルミとノリタケはどちらも日本が世界に誇る高品質の食器ブランドであり、価格帯も似ていることから、高級品としての位置づけはほぼ同等といえるでしょう。最終的には、使用目的やデザインへの好み、求める機能性によって選択が左右されます。

 

ナルミとノリタケの人気シリーズと代表作品

ナルミとノリタケは、それぞれ特徴的な人気シリーズや代表作品を持っています。これらのシリーズを知ることで、各ブランドの魅力をより深く理解することができるでしょう。

 

【ナルミの人気シリーズ】

  1. シルキーホワイト - ナルミを代表する定番シリーズで、1977年の発売以来のロングセラー。ボーンチャイナの美しさを最大限に活かした純白の食器で、野に咲く小花の優美な曲線をイメージしたレリーフが特徴です。その美しさから「食卓の白い宝石」と称されることもあります。

     

  2. ミラノ - 1972年発売の最も古いシリーズの一つで、縁起が良いとされる「梅の花」が藍色の濃淡で表現されています。日本の伝統的なモチーフを西洋の食器に取り入れた、和洋折衷の美しさが魅力です。

     

  3. ミラノビアンカ - ミラノシリーズの発売40周年を記念して誕生したシリーズで、ミラノの梅の花モチーフをホワイトオンホワイトで表現した洗練されたデザインが特徴です。

     

  4. いわさきちひろ - 人気画家「いわさきちひろ」とのコラボレーションシリーズ。子どもや花々を描いた水彩画の世界観が、ナルミの高品質なボーンチャイナに美しく表現されています。

     

  5. スタジオアート - 職人のハンドペイントで作り上げられる高級ラインで、一点一点手書きによる絵付けが施されています。芸術性の高さから、コレクターにも人気があります。

     

【ノリタケの人気シリーズ】

  1. ハンプシャーゴールド/プラチナ - 縁に金彩またはプラチナの装飾を施した、エレガントなデザインのシリーズ。フォーマルな場にふさわしい高級感があります。

     

  2. ボーンチャイナシリーズ - ノリタケも高品質なボーンチャイナ製品を多数展開しており、その透明感と強度のバランスが評価されています。

     

  3. オールドノリタケ - 明治時代から戦前にかけて海外に輸出された作品群で、現在ではアンティーク市場で高い価値を持っています。繊細な絵付けと金彩が特徴です。

     

  4. ボルダーリッジ - アメリカ向けに開発されたシリーズで、その後日本でも人気となりました。クラシカルなデザインと使いやすさが評価されています。

     

  5. アズーリ - 鮮やかなブルーのグラデーションが特徴的なシリーズで、モダンな食卓を演出します。

     

これらの人気シリーズを見ると、ナルミはシンプルで洗練されたデザインが多く、日常使いからフォーマルな場まで幅広く対応できる製品が特徴です。一方、ノリタケは伝統的な高級感あふれるデザインから、モダンなデザインまで幅広いバリエーションを持っています。

 

ナルミとノリタケの食器が映える食卓コーディネート術

ナルミとノリタケの食器は、それぞれ異なる特徴を持っているため、その魅力を最大限に引き出すための食卓コーディネートにも違いがあります。ここでは、両ブランドの食器を活かした食卓演出のポイントをご紹介します。

 

【ナルミの食器を活かしたコーディネート】
ナルミの食器、特にシルキーホワイトシリーズのような純白の食器は、その美しさを引き立てるシンプルなコーディネートが効果的です。

 

  1. モノトーンコーディネート - 白を基調としたテーブルクロスやナプキン、シルバーのカトラリーを合わせることで、ナルミの純白の美しさが際立ちます。黒のアクセントを加えると、よりモダンな印象になります。

     

  2. 季節の花を添えて - ナルミの白い食器は、季節の花を少量添えるだけで華やかな印象になります。特に春には桜や菜の花、夏にはひまわり、秋には紅葉、冬には赤いベリーなど、季節感を演出できます。

     

  3. 料理の色を活かす - 白い食器は料理の色を引き立てます。彩り豊かな料理を盛り付けることで、食卓全体が華やかになります。特に和食の繊細な色合いや、イタリアンの鮮やかな色使いが映えます。

     

  4. ミラノシリーズの活用法 - 藍色の梅模様が特徴のミラノシリーズは、和のテイストを取り入れたコーディネートが素敵です。藍染めのテーブルクロスや和の小物と合わせると、統一感のある食卓になります。

     

【ノリタケの食器を活かしたコーディネート】
ノリタケの食器は高級感あふれるデザインが多いため、その華やかさを引き立てるコーディネートがおすすめです。

 

  1. クラシカルなテーブルセッティング - 金彩やプラチナ装飾が施されたノリタケの食器には、クラシカルなテーブルクロスやナプキン、クリスタルのグラスを合わせると高級感が増します。

     

  2. キャンドルの活用 - ノリタケの食器は、キャンドルの柔らかな光の中で特に美しく輝きます。ディナーパーティーなどの特別な場では、キャンドルを灯して幻想的な雰囲気を演出しましょう。

     

  3. フラワーアレンジメント - ノリタケの華やかな食器には、豪華なフラワーアレンジメントが良く合います。テーブルの中央に置くセンターピースとして、季節の花を豊かにアレンジしましょう。

     

  4. テーマ別コーディネート - ノリタケの多様なデザインを活かし、季節やイベントに合わせたテーマ別コーディネートも楽しめます。クリスマス、バレンタイン、お正月など、特別な日には食器のデザインに合わせたテーブルコーディネートで華やかさをプラスしましょう。

     

【両ブランド共通のコーディネートのポイント】

  1. 食器の組み合わせ - 同じシリーズで揃えるのも素敵ですが、あえて異なるシリーズや異なるブランドを組み合わせることで、個性的な食卓を演出できます。例えば、ナルミのシルキーホワイトの大皿にノリタケの装飾的な小皿を組み合わせるなど。

     

  2. テーブルクロスの選び方 - 食器の雰囲気に合わせたテーブルクロスを選ぶことで、統一感のある食卓になります。シンプルな食器には柄のあるクロスを、装飾的な食器にはシンプルなクロスを合わせるとバランスが良くなります。