アウガルテン (AUGARTEN) マリーアントワネット ティーカップ&ソーサー
ウィーンのアウガルテン公式サイト
Porzellanmanufaktur Augarten – Erleben Sie Porzellan in seiner schönsten Form
アウガルテンはオーストリア・ウィーンの由緒ある磁器ブランドで、以下のような特徴があります。
歴史と特徴
代表的なシリーズ
アウガルテンは白磁の美しさと繊細な装飾が特徴の、世界でも有数の歴史あるブランド食器と言えます。マリアテレジアやビーダーマイヤーなどの定番シリーズは、贈答品としても人気が高いです。
カップとソーサーのセットが一般的になったのは、17世紀にヨーロッパ。それ以前は、飲み物を直接受け皿に注いでいました。
最初のカップとソーサーは、中国から輸入された磁器だったんですね。後に、ヨーロッパでも磁器の生産が始まりました。
19世紀半ばには、イギリスのウェッジウッド社がカップとソーサーの量産を始め、庶民の間でも普及しました。
アウガルテンのカップ&ソーサーは、上質な硬質磁器を使用し、繊細な装飾が施されています。代表的なデザインは、ロココ調の花柄や動物柄。
伝統的な手作業により、熟練した職人が一つひとつ丁寧に作られていて、アウガルテンのカップ&ソーサーは、オーストリアを代表する磁器文化の粋を集めた芸術品と言えます。
紅茶は高温で淹れるため、ティーカップは冷ましやすいデザインになっています。
薄くて口が広く、背が低いデザインになっているんですね。
アウガルテンのティーカップは、独特の形状で、カップの口が少し内側に湾曲しています。これにより、香りが逃げにくくなっているんですね。
さらに、細かな装飾が施されており、繊細で上品な雰囲気を出しています。
その結果、アウガルテンのティーカップは、機能性と美しさを兼ね備えた高級感のある製品で、茶葉の香りを最大限に引き出すことができます。長い歴史と伝統を持つドイツの名門ブランドならではの、上質な作りが特徴です。
コーヒーは比較的低温で淹れることが多いため、ティーカップとは逆に冷めにくいデザインになっています。
厚みがあって、口が狭く、背が高い陶器になっているんですね。
貴族がコーヒーを飲むイメージはあまりないのですが、実は18世紀のヨーロッパでは、コーヒーが広く飲まれていました。
17世紀後半から18世紀にかけて、コーヒーはヨーロッパ中産階級の間で急速に人気が高まりました。コーヒーハウスが各地に設立され、知識人や政治家、実業家らが集う場所となっていたんですね。
特にイギリス、フランス、ドイツ、オランダなどの都市部では、コーヒーを飲む習慣が定着。当時のヨーロッパ人は、コーヒーに覚醒作用や健康増進作用があると考えられていたためです。
当然、アウガルテンでもコーヒーカップを作ろう、ということになったようです。
マグカップは、コーヒーカップやティーカップと比べると大きめの容量で、両手で持つほどのサイズ。底部と同じサイズの開口部で厚めに作られています。
仕事や娯楽しながら飲むような、頻繁に淹れるのが面倒…という場面で使われることが多いようですね。
アウガルテンでも、少ないながらマグカップが作られています。
ただ、市場にはあまり出回っていないようです。